東北初!石のショールーム【STONES 仙台】が7月19日オープン

 松下産業株式会社(東京都新宿区)は、2022年7月19日に国内4店舗目となる【STONES仙台】をオープンした。

【STONES 仙台】は、東京(五反田)・大阪(堂島)・福岡(博多)に続いて開設する石のショールーム。ショールームでは世界の石材のみならず、日本の各地に堆積する古来からの石材にスポットを当ててきた。今回の【STONES 仙台】でメインに使われた秋保石もその一つである。含有孔虫浮石角礫凝灰岩という石種名が示すように、地質成分が抽象画のような文様を浮き出す魅力的な素材だ。

ショールームの内部は、この秋保石による祠のような空間に、玉石をスライスした鳥海石、九州の諫早石、モロッコやイタリアの石がアッセンブルされ、様々な石に触れ、5巻で感じ取ることを主眼とした触覚的空間となっている。また、東北地域の産業との連携を目指し、石巻工房や天童木工の家具を素材としてアッセンブルするなど、石を媒介とした建築とデザインの情報発信空間でもある。デザイン・設計は、国内外の空間デザインに携わる飯島直樹氏が手がけた。

エントランスの壁には長崎産の諫早石、ブラジ産のブルーベルベットをアクセントとして使用し、傘立てには石巻工房の「DROP」のベース部分に秋保石(宮城県産)を使用したコラボレーション商品を、ラウンジにはSTONES博多に続き磯崎新氏(建築家、一級建築士)へのオマージュから天童木工の「モンローチェア」を配置し、官能的な異空間へ誘う。ショールームへの入り口は地元の秋保石(宮城県産)をアーチ状に削り、壁も同じ素材で仕上げることで一つの塊として見えるゲートとなっている。

また、所々に自然にできた穴や隙間が空いており「石のリアルを感じる」空間となっている。アーチから続く秋保石(凝灰岩)の地質成分が抽象画のような文様を浮き出す魅力的な壁画となり、ベンチとして二俣公一氏(空間・プロダクトデザイナー)の「SAND」(天童木工)を設置。また、オフィス部分とのパーテーションは、鳥海山から産出される鳥海石(火山岩)をスライスした石で制作。コミュニケーションゾーンでは、ノイルアガディール(モロッコ産)のテーブルを囲みながら、18階からの眺望を楽しめる。

【東北ショールーム STONES仙台 詳細について】
住所:宮城県仙台市青葉区一番町4-6-1 仙台第一生命タワービルディング18階
TEL:022-281-9495
営業時間:10:00〜18:00(土日祝除く)

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