山元町産いちごを使ったクラフトビール「HBD」発売 Falò Brewingが3月4日から順次販売

 宮城県亘理郡山元町でクラフトビール醸造所「Falò Brewing(ファロブルーイング)」を運営する株式会社ファロ(宮城県亘理郡山元町)は、地元特産のいちごを使った新作クラフトビール「HBD」を発売する。販売は2026年3月4日から開始され、全国のビアバーや山元町内の道の駅などで順次取り扱われる予定だ。地域の農産物を活用した商品として、山元町の魅力発信につなげる狙いがある。

山元町産いちごを使ったクラフトビール「HBD」発売 Falò Brewingが3月4日から順次販売

「HBD」は、山元町産いちごの華やかな香りとフルーティーな風味を特徴とするクラフトビール。Falò Brewingが掲げる「素材本来の風味を活かす」という醸造方針をベースに、いちごの個性を引き出すレシピで仕上げられている。果実の香りや甘酸っぱさを感じられる味わいにすることで、クラフトビール愛好者だけでなく、普段ビールをあまり飲まない人でも楽しみやすい仕上がりとなっている。

原料として使用されているのは、山元町でいちご栽培を行う燦燦園のいちごだ。甘みと酸味のバランスが絶妙で、ビールに加えることでいちごの味わいを楽しめる。地域の農家が育てた素材を取り入れることで、山元町の農業の魅力をクラフトビールという形で全国へ発信する役割も担う商品となっている。

Falò Brewingは2025年8月に醸造所を竣工し、同年10月に醸造免許を取得して本格的なビールづくりを開始した。免許取得後は主に樽生ビールの製造に力を入れ、2026年1月には缶ビールの販売もスタート。仙台をはじめとする各地のクラフトビール専門店で提供され、徐々にファンを増やしている。今回の「HBD」は、そうした取り組みの中で誕生した、地域の特産品を活用した新たな商品となる。

醸造所名の「Falò」はイタリア語で「焚き火」を意味し、人々が集まり語らう場を象徴する言葉である。醸造所は2021年に閉校した旧坂元中学校を改装して設けられており、地域の思い出が残る場所を新たな交流拠点として再生した施設でもある。「ビールで明日をちょっとしあわせに」というミッションのもと、山元町と全国のクラフトビールファンをつなぐ架け橋となることを目指している。

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