阪急交通社が観光列車名の検索数トップ10を発表「SL銀河」が第6位
阪急交通社は同社が運営する旅行サイト内で検索数の多かった観光列車トップ10を発表した。トップ10のうち9列車は前年もランクインしているが、今年は第6位にJR東日本が釜石線・花巻―釜石間で運行する「SL銀河」が初めて登場した。
「SL銀河」は今年で運行開始5周年。東北地方でのSLの旅を提供することにより観光面からの復興支援および地域の活性化を担う。同列車は、岩手県出身の宮沢賢治の代表作で、釜石線沿線を舞台に描かれた「銀河鉄道の夜」がテーマ。1号車には列車では世界初となる光学式プラネタリウムが搭載されており、乗車中に星空観賞が楽しめる。また、大正~昭和のノスタルジックな世界観や各号車内にある宮沢賢治の4つのギャラリーはファン必見の出来となっているという。
検索回数1位は近畿日本鉄道の観光特急「しまかぜ」。「乗ること自体が楽しみとなる」をコンセプトにしたラグジュアリーな列車旅が人気で、3回連続の1位獲得となる。2位はJR四国の観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。車両ごとにコンセプトが異なるつくりや車窓の景色、地元の新鮮な食材を使った本格的な料理などが支持され、前回の初登場時から連続で2位となった。
観光列車ランキング
1位(前回:1位) しまかぜ(近畿日本鉄道)
2位(前回:2位) 四国まんなか千年ものがたり(JR四国)
3位(前回:5位) ゆふいんの森(JR九州)
4位(前回:7位) 花嫁のれん(JR西日本、IRいしかわ鉄道)
5位(前回:3位) SLやまぐち号(JR西日本)
6位(前回:-位) SL銀河(JR東日本)
7位(前回:4位) きかんしゃトーマス号(大井川鐵道)
8位(前回:6位) 伊予灘ものがたり(JR四国)
9位(前回:8位) 或る列車(JR九州)
10位(前回:10位) おれんじ食堂(肥薩おれんじ鉄道)
(集計期間:2018年7月1日から2019年6月30日まで)