磯焼け問題を食べて解決!青森県、宮城県のセブン‐イレブンで洋野町産蒸しうに使用の『うに味噌おにぎり』が発売
青森県、宮城県の一部のセブン-イレブン(約100店舗/2025年2月末現在)で、『洋野町産蒸しうに使用 うに味噌おにぎり』が2025年4月1日(火)より期間限定で発売される。価格は320円(税込345.6円)。
同商品の原材料に採用されているのは、株式会社北三陸ファクトリー(岩手県洋野町)の「洋野町産蒸しうに」。キタムラサキウニの稚うにを沖に放流し、大きくなってから沿岸の「うに牧場®」に移して昆布をたっぷり食べさせて仕上げた「洋野うに牧場の四年うに」を蒸し上げることで、旨みを逃さず凝縮したという。これをじっくり熟成させた仙台味噌と合わせることで、塩味、甘味、旨味が三拍子揃った味わいに仕上げた。
株式会社北三陸ファクトリーは、世界唯一の「うに牧場®︎」がある岩手県洋野町で、高品質なうにのブランドを展開するとともに、うに再生養殖技術による磯焼け問題の解決に取り組んでいる。
磯焼けとは、沿岸の海藻などが生育する藻場が枯れる状態を指し、海の砂漠化ともいわれている。同社では、藻場が枯渇した海底にいる「痩せうに」を、北海道大学等との連携で確立した独自技術により、高品質化して販売。
また、磯焼けは、うになどの海洋生物が海藻を食べ尽くすことが一因とされることから、うにを食べて海中のうにの数を減少させることは、海藻を増やし、海中の生物多様性を担保するという循環を生み出すことにつながる。
同社では、うにの消費量を増やすことでこの循環を加速させ、世界規模の課題である「磯焼け」を美味しく解決することを目指している。