スコッチ樽熟成×米焼酎!ねっか蒸留所が贈る「奥会津ねっか The PEAT」新発売【福島・只見】
米焼酎の酒蔵・ねっか奥会津蒸留所を運営する合同会社ねっか(福島県南会津郡)は2025年4月28日、382本の数量限定で、新商品「奥会津ねっか The PEAT」を発売。価格は税込み15,400円で、4月18日よりWebサイト内で予約を開始している。
「米焼酎ねっか」は、町内の土壌を知り尽くした地元米農家と醸造技術者によって、2016年に開発された米焼酎。「自分たちで作る米を使いながら、地域を守り、未来にバトンをつなげられないか」との思いから、4人の米農家と1人の醸造技術者が立ち上がり、合同会社を立ち上げたという。
その言葉通り、南会津郡只見町の自社田園で栽培した米と米麴を原材料に使用。日本酒の2倍以上となる香気成分を含みつつも香りが変性しないという特徴を持ち、そのキレのある味わいから和食に合う酒となっており、地元特産品のひとつとして多くの人から親しまれている。
今回限定発売される「奥会津ねっか The PEAT」は、かつてスコットランド・アイラ島で使用されていたヘビーピートのスコッチ樽によって、7年間にわたって蒸留されているのがポイント。樽独自のスモーキーな香りとバニラのような甘みが米焼酎の繊細な旨味と深く混ざり合い、唯一無二の味わいを形成している。やがて、樽に詰められた200リットルの焼酎はゆっくりと蒸発し、140リットルにまで凝縮。さらに、華やかな吟醸香が広がる「ばがねっか」の4年熟成原酒をブレンドし、旨みも香りも、一層深みを増した上での製品化となった。
なお、同製品の売上は、2025年から着工予定の「ライスウイスキー蒸留所」の建設資金として活用。新拠点は環境への配慮を徹底させ、自然と共生する持続可能な蒸留所を目指していくという。