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「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 メイン画像

 東北の未来を切り拓く次世代型フェス「Tohoku Innovation Fes Vol.2」が9月21日に仙台市青葉区の青葉の風テラスで開催される。

 「Tohoku Innovation Fes(通称:イノフェス)」は、東北で活躍するトップランナーたちによるトークセッションや東北を拠点とする企業の展示などを通して、多様な視点から東北の”現在”と”未来”を提示してくれる来場者参加型のインタラクティヴイベント。従来の起業家イベントとは異なり、東北のグルメやお酒を堪能できるグルメヴィレッジや移動式シーシャ(水たばこ)カフェなどが同時に出店するため、起業に興味がない人々も「お祭り」として楽しめる点にその特徴がある。

 今回行われるVol.2は、今年2月に開催されたVol.1から大幅にスケールアップ。企業展示ブースが増えているほか、新たに音楽祭とアートイベントが開催されることも決まっており、さらにその魅力が高まっている。

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来  青葉の森風テラス

仙台市青葉区の青葉の風テラスで9月21日に開催

 現在、東北各地では、官民一体となった地域イノベーションが進み、地域の魅力も高まりつつあるが、少子高齢化や人口流出など解決すべき課題も山積している。「Tohoku Innovation Fes Vol.2」は、成長と衰退の狭間で揺れる東北の未来を考えていくきっかけを与えてくれるはずだ。

 今回は、主催者で合同会社Grow Forward代表の山崎孝一郎氏に、vol.2開催の背景とその魅力、イノフェスが目指す未来についてお話を聞いた。

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 山崎孝一郎さん

合同会社Grow Forward代表の山崎孝一郎さん

 

参加者の裾野の拡大と東北版「SXSW」

――まず、イノフェスを開催しようと思ったきっかけを教えてください。
 ぼくは学生時代に仙台に移ってきて4年目ですが、この街でたくさんの面白い起業家や企業に出会いました。でも、そういう面白い人や企業について周りの友人に話すと、あまり反応が良くなかった。なんでだろうと思って聞いてみると、誰も企業や人を知らなかったんですね。であれば、そういう面白い人や企業を集めて紹介するイベントをすればよいのではないか、と思ったのが開催のきっかけです。ただ、開催するのであれば、なんとなくゲストを呼んで講演してもらって、というセミナー形式にはしたくありませんでした。経験上、こういう画一的な形式だと参加者が毎回同じ顔ぶれになるからです。参加者の裾野を拡げることを考えたときに、ふと思い浮かんだのが、街中で映画祭や音楽祭、ピッチイベントなどが同時に開催される「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」※1でした。今年の3月には実際にオースティンに行ってきたのですが、街全体の熱狂や一体感はとても印象的で、実際にいかなければ味わえないものです。イノフェスはこれを理想として、いわば東北版の「SXSW」を目指す試みですね。

※1 毎年3月にアメリカのテキサス州オースティンで開催される人気イベント。街の至る所で音楽祭や映画祭、最先端テック企業の展示会・事業コンテストなどが同時に行われ、毎年20万人以上の人々が足を運ぶ。日本からもソニーやシチズンなどが出展し、テクノロジーの最新トレンドを確認する上でも重要なイベントとして世界中から注目を集めている。
「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 「Tohoku Innovation Fes」は東北版SXSWを目指す

「Tohoku Innovation Fes」は東北版SXSWを目指す

――なるほど。より多くの人に参加してほしいというところで、誕生したのがイノフェスなのですね。
 そうです。「SXSW」のように、トークセッションだけではなく、グルメや音楽、ファッションやアートといった多くのコンテンツがあれば、起業家や企業に興味がない普通の人たちにも来てもらえると思ったのです。実は北海道や神戸、福岡には、地域版の「SXSW」みたいなフェスが既にあって、行政や市民を巻き込んで多くの人々を動員しています。この事実に刺激を受けている面もありますね。こういう来場者参加型のインタラクティブイベントが東北にはまだなかったので、それなら東北版の「SXSW」を創ってしまおう、と。

Vol.1からVol.2へ イノフェスの課題と進化

――第1回は今年の2月に開催されたされたんですよね。
 ええ。Vol.1はエンスペースさんで開催したのですが、ゲストの方々からはよい反応をいただきました。今までにないイベントだったという感想もありましたし、普段は見かけない学生が大勢いたと話してくれたゲストの方もいました。グルメなどの部分がフックになって、今まで起業家イベントに興味がなかった学生も来ていたようです。

 Vol.2につながる出会いもありました。Vol.2のロゴをデザインしてくれた人とはVol.1で知り合ったんです。出展企業さんの中にも、イノフェスでの出会いをきっかけにプロジェクトが動き出したところもあります。それから、例えば街づくり系のセッションでは、20代から50代まで幅広い年齢層の一般市民の方々に来ていただいて、活発なディスカッションができたと思います。逆に起業家の方が少ないくらい、新しい層を取り入れることができたイベントになりましたね。

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 多くの人でにぎわうVol1の様子

今年2月にVol.1を開催、多くの人で賑わいを見せる

――狙い通りだったわけですね。Vol.1からVo.2につながる課題などはなかったのですか? それから、Vol.2の新しい魅力、進化についても教えてください。
 課題はもちろんあります。ひとつ大きいものでは、規模感を変えることです。それこそ、東北版の「SXSW」を創っていくのであれば、多少無理をしてでも大きい規模にしたい。仙台市を会場として考えると、メディアテークやアエル、エンスペースなど、もっと多拠点にして街全体にフェスを広げていきたい。そう考えたときに、今回の青葉の風テラスはちょうどいいキャパシティでした。出展ブースも拡大しましたし、より多くの人が来場できるようになっています。会場の導線も良くなりました。トークセッションのコーナーとグルメやカルチャーのブースがインタラクティブにつながっているので、フェスとしての一体感がより高まっていると思います。

 Vol.2の新しい魅力という面では、音楽とアートという柱が増えました。今回は仙台の音楽支援団体であるロコノオトさんとコラボする形で、音楽祭の「Tohoku Innovation Fes Music Live」を開催します。それから、アートイベントの「Amber Edge Exbition」では、若手アーティストの絵の展示や、ライブペインティングを企画しています。どちらも東北で活躍するアーティストをお呼びする予定です。前回はトークセッション、飲食店ブース、企業ブースという3つの柱でしたが、今回は2つ増えたので、より多くの人に楽しんでもらえると思います。

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 さらなる進化を目指す

Vol.1からのさらなる進化を目指す

未来を志向し、つながりあっていくプラットフォームとして

――最後に、今回のテーマを設定した理由について教えてください。
 今回のイノフェスの大きなテーマは、「東北の現在地と未来について考える」というものです。これは東日本大震災から8年が過ぎて復興が進んでいる反面、人口減少という大きな問題を抱えている東北だからこそ、東北の活性化や未来について、ひとりでも多くの人が考えるきっかけを持てるようにと設定しました。参加者一人ひとりが交流するなかで、緩やかな当事者意識を育んでもらえたらと思っています。

 また、Vol.2ではサブテーマとして「Connect with」を掲げています。これはVol.1を開催したあと、たくさんの企業さんや参加者たちとつながりができて、多くのことが実現した経験からきています。人と企業、あるいはゲストと参加者が垣根なくつながり、そのつながりから新しいものが生まれていく。このような関係性の構築に重きを置きたかった。何かをやりたいけれど、仲間やお金、あるいは技術が足りないために一歩前に踏み出せない人たちが、イノフェスに来れば、誰かとつながって課題を解決できる。そして、ネクストアクションを起こせる。イノフェスがプラットフォームになって、そういう新しい挑戦をしたい人たちのコミュニティを作っていけたらと思っています。

――来場者たちに向けて一言お願いします。
 イノフェスは、東北のトップランナーによるトークセッションや音楽祭、グルメ、アート展など様々なコンテンツを楽しみながら、「東北の現在地と未来」について考えることができる次世代型のフェスです。Vol.2では、イノフェス初の音楽祭の実施やオフィシャルグッズの販売も予定しています。どんな方でも気軽に楽しめるフェスですので、ぜひご参加ください。多くの方々のご来場をお待ちしています。

 Vol.1を成功させ、Vol.2を実施できると確信した山崎さん。前回より規模を拡大したことで、何かをしたいと考えているより多くの人たちが、その第一歩を踏み出せるイベントになりそうだ。山崎さんはイノフェスで生まれたつながりを活かすため、仙台フォーラス8階にクリエイティヴスペース「TAGE」を今年7月に立ち上げている。その場限りではない、より継続的な関係性を維持する仕組みを用意することで、プラットフォームとしてのイノフェスをより強く打ち出していきたい考えだ。

 もちろん、イノフェスは起業に興味がなくても楽しめる。山崎さんの狙い通り、幅広い人々に開かれているからだ。つながりを求める人々も、何となくお祭り気分を味わいたい人々も、食事や音楽を楽しみながら、東北の未来について思いを巡らせる。東北版「SXSW」を目指すイノフェスだからこそ、見えてくる風景があるのだ。この次世代型フェスに足を運び、多様な思考と個性に触れ、東北の魅力とポテンシャルを肌で体感することを通して、この困難な時代に何を思考し、どう行動していくべきか、そのヒントを見つけることができるのではないだろうか。

豪華ゲスト陣も続々決定!

 Vol.2登壇予定の豪華ゲストも続々決定している。

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来  高橋泰氏
高橋 泰氏
ヤマモ味噌醤油醸造元・七代目
1979年秋田県生まれ。150年続く蔵元をリブランディングし海外展開を開始。醸造業の魅力を伝える一連の取り組みがGOOD DESIGEN賞を受賞。蔵元に残るレガシーを捉え、100年を越す庭園やカフェ、ギャラリーを整備し、産業にアートとインバウンドツアーを実装する。発酵を「生態系との共存」と捉え、都市開発と社会変革の文脈を取り入れ、地域改革を進める。伝統を創造性と美意識で再構築し、産業再生の好例として評価される。

「Tohoku Innovation Fes vol.2 氏家滉一氏」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来
氏家 滉一氏(株式会社都市設計取締役ブランディングディレクター)
1962年仙台市生まれ。
東京、仙台の二拠点で会社を経営しつつ、建築設計事業部と都市計画、地域・企業のブラ
ンディング事業部のハードとソフトを行き来する株式会社都市設計を経営。 得意にするの
は、まちづくりのグランドデザイン構築、観光資源、地域資源、を活かしたブランド構築
のプランニング、プレイスメイキング、地域のまちづくり人材育成。

【地域、プレイスメイキング実績】
仙台市地下鉄東西線国際センター駅上部施設「青葉の風テラス」運営、広報委託
(2019~)
青森市中心市街地の公園、広場再構成事業(2019~)
仙台市 仙台市定禅寺通活性化協議会コーディネート業務委託(2018~)
仙台市 JR仙台駅東口暫定開発{EKITUZI}プロデュース&運営(2017~19)
仙台市 仙台市市民協働事業提案制度「公共交通ラボ」業務委託(2018~)
山形県高畠町 地域活力創生プロデューサー育成事業(2016~17)
宮城県涌谷町 まち・ひとデザインラボ企画・運営(2015~16)
仙台市 せんだいリノベーションまちづくり実行委員(2015)
熊本県 世界農業遺産・阿蘇PRプロジェクト(2014)

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 白川裕也氏
白川 裕也氏
仙台市 経済局 産業政策部 産業振興課 創業支援係起業・創業支援担当主任 / Public Connector。
秋田県大館市生まれ。東北大学卒。東北の経済を活性化するような仕事がしたいという想いを抱き、仙台市役所に入庁。
キャリアのほとんどを経済局産業政策部で過ごし、企業誘致、復興特区制度企画・運営、中小企業金融支援を担当。2013年からは起業支援業務を担当し、仙台市起業支援センターの立ち上げ、国家戦略特区制度や社会起業家支援プログラム、国内初の広域アクセラレーションプログラム「東北アクセラレーター」の企画・運営などを担当。行政と民間の垣根を超えて、東北を盛り上げるため、様々な活動を行っている。

「Tohoku Innovation Fes vol.2」 9月21日に仙台で開催! 主宰山崎孝一郎氏に聞くその魅力とイノフェスが描く未来 山田 政博氏
大蔵山スタジオ代表取締役 山田 政博氏
事業内容の紹介
世界的に珍しい表情を持った伊達冠石の採掘、その加工・施工を行う会社です。アート・デザイン・建築の分野で活躍するクリエイターの方々と協業しながら、さまざまな形で伊達冠石の力強さと美しさを世に送り出しています。
同時に山のツアーや石の文化発信を通して、自然と人との結びつきを再認識し、太古の人々が持ち合わせていた自然への感覚を呼び覚ます場と体験を提供しております。

【イベント開催概要】
イベント名:「Tohoku Innovation Fes Vol.2
開催日:2019年9月21日(土) 11:00~23:00(開場10:00 開演11:00)
開催場所:仙台市地下鉄東西線国際センター駅1,2階 青葉の風テラス
※雨天決行、屋内エリアのみを用いて開催
住所:宮城県仙台市青葉区青葉山2-1外 URL:http://terrace.sendai-cp.net/
チケット:学生 2,000円(税込)/一般 4,000円(税込)URL:http://ptix.at/LuOQhX

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