自分の声をAIで分析してメンタルケアがサポートできる! 山形大学発ベンチャー企業のサービス「マインドスケール・メソッド」正式リリース

 株式会社Yume Cloud Japan(山形大学有機材料システム事業創出センター内)は、作業療法士・菅原洋平氏の監修のもと、「マインドスケール・メソッド」を2025年4月21日(月)に正式リリースした。

自分の声をAIで分析してメンタルケアがサポートできる! 山形大学発ベンチャー企業のサービス「マインドスケール・メソッド」正式リリース

同サービスは、スマートフォンから「自覚している体調」と「実際の体調」とのギャップを可視化することで、その日の体調に合わせたパフォーマンスを最大化するための最適な行動選択を提案することができる。

従来の自己認識に頼った体調管理の限界を克服し、より精緻な行動最適化の実現を目的としている。山形大学から発足したベンチャー企業であるYume Cloud Japanと作業療法士の菅原洋平氏監修の元、開発された生態認証サービスだ。

日々の体調管理において「がんばれる気がするのに効率が上がらない」「体調がいまいち」など、仕事やプライベートなどの日常生活において感じる「主観的体調」と、生体データに基づく「客観的体調」との間に生じるギャップを明らかにし、最適な¥な行動プランが提案される。

使い方は、30秒の朗読をすることで脳疲労度や自律神経のバランスをAIで解析し、毎日のコンディションに応じた対応策が画面に表示され、その場に応じて体調管理を実施する。結果に応じて、臨床心理士等のカウンセラー面談を予約することができ、専門家のアドバイスを受けることも可能だ。その他にも、ストレス対処法、睡眠改善等をテーマとしたEラーニングやセミナーも用意されているため、包括的なメンタル支援体制が整備されている。

導入実績としては、これまで可視化が困難だったメンタル状態に対する高精度な分析ソリューションとして、既に上場企業を含む約30社や、自治体などに採用・連携されている。

従業員50人未満の小規模企業にもストレスチェックを義務とする労働安全衛生法の法改正の成立および実施された場合、幅広い企業においてメンタルヘルスを含む職場環境の改善が求められることが推測される。同サービスでは、こうした情勢を踏まえてマインドスケールとセットでストレスチェックも併用できるため、ワンストップ型メンタルケアサービスとして、幅広い企業の健康経営支援を目指している。

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