東北株式会社が岩手県・陸前高田市で交通課題の解決と持続可能な観光を目指し「三陸おもてなしレンタカー」を全車EVで営業開始
東北株式会社(岩手県陸前高田市)は、2020年1月25日より陸前高田市においてレンタカー事業を開始することを公表した。同事業により陸前高田市の交流人口が増え、継続的に活性化されることを狙いとしている。
東日本大震災において交通網も甚大な被害に見舞われた陸前高田市では、バス路線はあるものの充実した交通体系があるとは言い難く、観光客が訪れても移動が制限され、希望の場所に自由に行けないことが課題となっていた。また、駅付近にレンタカー業者はなく、自家用車での通過型の観光とならざるを得ない状況でもあった。
そこで今回同社は、陸前高田市を訪れる観光客やビジネスマンに向けて、交通課題の解決を目指したレンタカー事業を始めるにいたった。事業では全車種を電気自動車(EV)とすることで環境にも配慮。令和元年度「SDGs未来都市」として、「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現に向けて取り組む陸前高田市にふさわしい内容となる。災害時には非常用電源にもなるため、市や避難場所等で活用されることやBCPへの一助となることも期待される。
また、ロゴマークは三陸の「海」「空」「自然の恵み」「太陽」をイメージしたカラーが用いられ、真心のこもった「おもてなし」で、訪れる人に「人」の優しさや懐かしさを感じてもらえるようなデザインとなっている。
同社は、技術革新が環境や人に優しいモビリティを増やす時代だと考えており、ニーズに答えながら、今後もチャレンジ精神を絶やさず新しいモビリティに挑戦していくとしている。
<三陸おもてなしレンタカー詳細>
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