街全体をミュージアムショップに!|岩手の福祉実験ユニット・ヘラルボニーがROADCASTとコラボした「Wall Art MUSEUM STORE」を開館
「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニット、株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市、以下ヘラルボニー)は、東急株式会社が営む未利用壁面広告事業ROADCAST(以下ロードキャスト)とコラボし、都内各所のROADCASTの壁面に知的障害のあるアーティストの作品を掲出する「Wall Art MUSEUM STORE」をスタート。期間は12月10日(木)から約1年間を予定している。
Wall Art MUSEUM STOREとは、掲出された作品の横に付随するQRコードを読み込むと、専用サイトに繋がり、掲出作品が使用されたヘラルボニーのアートプロダクトが購入できる仕組みだ。未稼働時の壁面広告にアート作品を掲げることで、常にウォールアートが展開され、街の活性化が期待される。初日の12月10日は、渋谷区、新宿区、中央区、港区の4区内で計約40カ所の壁面で作品の掲出を行い、順次展示箇所を増やしていくという。なお、購入されたプロダクトの売上の一部は、知的障害のあるアーティストにバックされる。
本企画は東急株式会社主催のオープンイノベーションプログラム「東急アクセラレートプログラム」で両社が出会ったことで実現。ロードキャストは、これまで渋谷の落書き問題の解決に取り組んできたが、今回知的障害のあるアーティストの作品を展示することで、街の活性化とともに福祉分野の経済的な活性化を目指し、さらなる街の課題解決に挑戦していきたいと意欲を示す。また、ヘラルボニーも本事業について、「障害者」という言葉や括りに潜む、誤ったバイアスを正しくアップデートし、価値観を正していく文化事業だと期待を込めている。
■Wall Art MUSEUM STORE
https://heralbony.roadcast109.com/wall-art-museum-store-map