【岩手県】MOVIMASと八幡平スマートファームが、二酸化炭素(CO2)を減らす「温泉バジル」の出荷拡大に向けてECサイトをオープン!

 IoTを活用したクラウド制御システム開発を手掛ける株式会社MOVIMAS(東京都千代田区)と農地法に定める農地所有適格法人の株式会社八幡平スマートファーム(岩手県八幡平市)は、二酸化炭素(CO2)を月に約230トン排出を減らす「温泉バジル」出荷拡大による脱炭素に向けた取組みの一環として、ECサイトのオープンを決定した。

 「温泉バジル」は、岩手県・八幡平市の八幡平スマートファームにおける、松川地熱発電所の温水で通年栽培する雪国栽培のバジルだ。八幡平市松尾寄木の地権者が1966年の日本初の商業用地熱発電所の運転開始と、国の観光や農業振興施策をもとにした支援で「施設野菜団地」の整備を進めた。1984年には熱水ハウスの手法で、岩手山の裾野に位置する十和田八幡平国立公園の麓で花卉栽培を中心に取り組み、皇族の方々も多数視察に訪れる栽培施設として発展してきた。

 現在、それらの熱水ハウスは、高齢化による離農や施設の老朽化の問題もあり、未活用になっている施設が多い。そのため、IoT次世代施設園芸への転換拡大を図ることで、持続かつ発展的に農業経営ができる人材を都心から地方へ呼び込み、さらには新規就農者に向けたIoT技術の習得支援の場としても機能するように構築したいと考えているという。

 地域の宝である「自然エネルギー」と「最新の栽培技術やIoT制御システム」を融合させることで、それら未活用の熱水ハウスを再生し、そこで“新しい農業のカタチ”を確立して地域振興に活かす取り組みを推進していくとしている。



■ECサイト情報
URL: https://hsf.official.ec

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