東北の自治体初!仙台市観光シティループバス「るーぷる仙台」でクレジットカード等によるタッチ決済の実証実験がスタート
仙台市は、仙台市交通局(宮城県仙台市)が運航する「るーぷる仙台」で、クレジットカード等のタッチ決済を活用した乗車サービスの実証実験を開始する。期間は、2024年10月1日(火)から2026年3月31日(火)まで。
「るーぷる仙台」は、仙台市中心部の観光スポットを巡回するバス。従来は、現金またはICカードによる支払いが必要だったが、実証実験中は、タッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、カードが設定されたスマートフォン等を専用リーダーにタッチするだけで支払うことができる。対応ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の6つ。
※MastercardⓇは今後追加予定
また、実証実験と並行して、一定額利用を超えると乗車運賃が割引される『上限運賃適用サービス』の効果検証も実施する。1日のタッチ決済乗車の利用金額に、大人630 円、小児320円の上限を設定。上限に達した場合は、それ以上の支払いが不要となる仕組みだ。
実証実験には、三井住友カード株式会社(東京都江東区)、株式会社ジェーシービー(東京都港区)、株式会社七十七カード(宮城県仙台市)、レシップ株式会社(岐阜県本巣市)、QUADRAC株式会社(東京都港区)が参画。キャッシュレスに必要な各種システムの提供・導入・開発などを担っている。
なお、東北の自治体で、タッチ決済対応のカード等による交通乗車サービスを導入するのは、仙台市が初めて。仙台市では、ICカードにチャージしたり、残高を気にしたりすることなく乗車できるようにすることで、地元住民をはじめ、インバウンドを含む観光客の利便性向上を目指すとしている。