株式会社SANABURI、酒粕から抽出したアルコールを使用した蒸留酒づくりの拠点「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を開業

 株式会社SANABURI(秋田県男鹿市)は、酒造りの副産物である酒粕からアルコールを抽出して新たな価値を生み出す蒸留所「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を開業する。これを記念した実験酒第1弾として、和歌山県有田川町のかんじゃ山椒園の山椒を使用したスピリッツ「SANABURI SPIRITS 山椒 prototype01」を数量限定で販売する。現在予約を受け付けており、発送は2025年5月を予定している。

株式会社SANABURI、酒粕から抽出したアルコールを使用した蒸留酒づくりの拠点「早苗饗(さなぶり)蒸留所」を開業

同社はクラフトサケ醸造所を軸にまちづくりを行う「稲とアガベ株式会社」の関連会社として2023年に設立。「早苗饗(さなぶり)蒸留所」の開業背景には、酒を作る過程で出る酒粕や残留するアルコールなど、これまで廃棄リスクが高かった素材を活用し、新たな価値を生み出したいという理念がある。クラフトサケに留まらず、蒸留酒の可能性も広げていきたい考えで、スピリッツやジン、リキュールなども製造していく。
実験酒第一弾のスピリッツの原料には、日常の食事シーンで一緒に楽しんでもらいたいとの想いから、柑橘を思わせる爽やかな香りと和山椒特有の青々しい香りが特徴の山椒を選んだ。アルコール度数30%、500ml瓶入りで3000円(税抜き)。

同社の齋藤翔太代表取締役は「各分野のプロフェッショナルの力を借りながらこの秋田県男鹿市に新たな産業を生んでいけることに非常にワクワクしております。今回リリースした山椒スピリッツ、抜群に美味しく料理にも合うので、ぜひ皆さまに焼酎のようにソーダ割りでぐびぐび飲んでいただきたいです!」とコメントしている。

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