• HOME
  • 地方創生 , 岩手 , 福島
  • 「障害」のイメージを「東北の新しいものづくり」・「Sake文化」・「アート」で変える!|ヘラルボニー×haccobaが障害のある作家デザインのアート手ぬぐい付きクラフト醸造酒を発売

「障害」のイメージを「東北の新しいものづくり」・「Sake文化」・「アート」で変える!|ヘラルボニー×haccobaが障害のある作家デザインのアート手ぬぐい付きクラフト醸造酒を発売

 株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市)は、株式会社haccoba(福島県南相馬市)とコラボレーションし、障害のある作家のアートをデザインに起用したオリジナル醸造酒「全麹IPA -Yay!Yay! Hazy!!-」を9月26日に発売した。

 今回のコラボレーションのきっかけは、両社が「社会的な課題についてカジュアルに考えるきっかけを提供したい」との想いを持っていたことにある。東北の新しいものづくりを軸に、より多角的なアプローチで「障害」のイメージを変えていくこと、「障害」というイメージを「Sake文化」から変えていくことが目標とのことだ。

 本商品にはアート手ぬぐいが付くが、元となるアートは希望の園(三重県・松阪市)在籍の作家である岡部志士氏が手がけたもので、今回のコラボレーションのためにオリジナルで制作されたという。同氏が実際に酒づくりに使用される麹をはじめとした材料を見たり、触ったりなど五感からインスピレーションを受けて制作された本作品のタイトルは、「Scratch Works Yay!Yay! Fukushima.」。

 クレヨンを塗って面をつくったあとにニードルで削るというユニークな手法でつくられているが、本人にとっては削りカスがメインの作品で、絵のほうが「おまけ」であるという点も魅力のひとつだ。また、クラフトビールのホップの特徴を強く引き出す「India Pale Ale(IPA)」を日本酒の魅力と融け合わせたらどうなるか、という発想を元に生まれた醸造酒は、「全麹仕込み」と「ダブルドライホップ」という2つの技法によりつくられ、うまみと香りが抜群の存在感を示す。

 本商品は、アート手ぬぐい付きで1本あたり税込4,500円で販売。haccobaの店舗とECサイトにて販売され、販売価格の一部はライセンスフィーとして作家に還元される。

ピックアップ記事

関連記事一覧