被災地支援にあなたの廃車が役立つ!日本カーシェアリング協会が寄付を募集
一般社団法人日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)は、被災地支援の一環として、廃車の寄付を募るキャンペーンを実施する。2月28日から3月31日までの期間、#廃車で被災地支援 というハッシュタグを用いたSNS投稿を呼びかけ、認知拡大を図る。
3月は年間を通じて最も廃車が多い時期であり、通常月の約50%増となる約20万台が廃車となる。このタイミングを活かし、協会は12月1日から2月28日まで実施していた「廃車で被災地支援・社会貢献プロジェクト」の期間を3月31日まで延長。廃車予定の車両を寄付することで、被災地の支援に貢献できることを広く周知する。
キャンペーンの参加方法については、協会が2月28日に投稿するSNSの内容をシェアし、ハッシュタグ #廃車で被災地支援 を付けることで支援の輪を広げる。
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・X(旧Twitter):投稿を引用リポスト
車の寄付方法について、寄付希望者は、同協会の公式サイトまたは電話で申し込みが可能。必要書類を提出し、日程を調整のうえ、車両を引き渡す。寄付後、車両は提携会社を通じて速やかに廃車・リサイクル処理が行われ、確定した寄付金額が同協会に提供される。なお、どんな状態の車両でも寄付が可能で、車検切れや故障車も対象となる。
同プロジェクトの目標として200台の寄付車両確保を掲げており、現在(2月20日時点)46台の寄付が決定している。寄付された車両はリサイクルを通じて資金化され、目標となる800万円の活動資金確保を目指す。
現在、同協会では能登半島地震などの被災地に対して、片付けや引っ越しに必要な貨物車両の無償貸し出しを行っている。これまでに500台以上の車両を提供し、支援件数は5,200件を超えた。被災地での活動継続には多額の資金が必要となるため、寄付車両の確保が重要な課題となっている。
被災地では依然として片付け作業に必要な貨物車両の需要が高く、協会は貸し出し期間を8月31日まで延長することを決定した。
同協会は今後も、被災地での車両支援を続ける方針。詳細や寄付申し込みは、協会の公式サイトで確認できる。