東北大学や東急など4者が連携!鉄道事業での使用済みケーブルのリサイクル研究開発を開始
国立大学法人東北大学(宮城県仙台市)、東急株式会社(東京都渋谷区)、東急電鉄株式会社(東京都渋谷区)、三菱マテリアル株式会社(東京都渋谷区)の4者は、2025年4月1日より、鉄道事業での使用済みケーブルのリサイクルに関する研究開発を開始する。

同研究開発は、現在廃棄されている東急電鉄の電気設備のケーブルや線路脇の信号ケーブルをモデルとしている。これらは鉄道独自の外環境に適応する優れた強度を持つが、既存の被覆線処理技術では銅線と被覆材それぞれを高純度に選別することが難しく、リサイクル可能な資源として回収できる素材は限定的とされる。
そこで、東北大学が主導し三菱マテリアル株式会社と共に開発してきた湿式剥離法の剥離原理を応用した新たな技術開発を進め、銅線と被覆材を回収し、鉄道業界で使用する再生ケーブルとしてのリサイクル、廃棄物を減らす仕組みの確立を目指す。さらに他の業界にも展開していきたいという。
なお、同研究開発は独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)の令和7(2025)年度環境研究総合推進費に採択され、2028年3月まで3年間の実施とされる。
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