「笹かまぼこ」がプロテインバーに進化!阿部蒲鉾店が「朝の笹かまぼこ」発売へ
笹かまぼこで知られる老舗・阿部蒲鉾店(宮城県仙台市)が、タンパク質を手軽に摂取できる新商品「Sendai PROTEIN BAR 朝の笹かまぼこ」を開発。2025年4月18日から販売を開始する。
同商品は、朝食で不足しがちなタンパク質を補う目的で誕生したワンハンドフード。現代人の忙しい朝にも取り入れやすく、健康志向の高まりに応える新たな食の選択肢となりそうだ。
商品開発の背景には、消費者から寄せられた「もっと手軽に良質なタンパク質を取り入れたい」という声がある。笹かまぼこは魚由来の良質なタンパク源として知られ、とくに近年注目されている「DIAAS(消化性必須アミノ酸スコア)」の観点からも、高い評価を受けている。
「DIAAS」は、国際連合食糧農業機関(FAO)が提唱した新しいタンパク質の「質」の評価指標。従来の「アミノ酸スコア」とは異なり、食品中の必須アミノ酸がどれだけ消化・吸収されるかを数値化することで、動物性と植物性の違いなども明確に可視化できる点が特徴とされる。同店では、こうした科学的根拠に基づき、従来の「伝統食品」から一歩進んだ「健康食品」としての笹かまぼこの可能性を追求。朝食に取り入れやすい新習慣として提案した。
商品は1枚230円(税込)で、阿部蒲鉾店の各店舗(本店、エスパル仙台店、仙台駅内土産店ほか)および公式オンラインショップで販売される。賞味期限は約20日間で要冷蔵となる。
1935年創業の阿部蒲鉾店は、「笹かまぼこ」の名付け親として知られ、近年では2023年に「ジャパン・フード・セレクション」でグランプリ、2024年に「全国蒲鉾品評会」で農林水産大臣賞を受賞するなど、品質への評価も高い。今回の新商品は、「美味しさ」と「健康」を両立させる同店の新たな挑戦となる。
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