【福島県国見町】一本の木から広がるオーナー制度物語。桃は6月30日、りんごは9月30日まで受付中!

 株式会社FoundingBaseが運営する「クニミノマド」(東京都世田谷区)では、2022年4月より一本の桃やりんごの木を複数人でシェアする「桃のオーナー制度」および「りんごの木オーナー制度」を実施している。

現在、2025年度「桃の木オーナー制度」「りんごの木オーナー制度」の申込受付がスタートしている。「桃の木オーナー制度」は6月30日(月)まで、「りんごの木オーナー制度」は9月30日(火)まで参加申し込みを受け付けている。なお、応募人数に達した場合には、その時点で申し込みが締め切られる。

福島県最北端に位置する国見町は、宮城県との県境にある人口約8,000人(2024年12月現在)の小さな町。福島県から電車で約20分と交通の便がよく、古い宿場町の風情や養蚕住宅として使われていた古民家が残る、歴史を感じることができる場所である。また、盆地特有の寒暖差が大きく、県内で最も日照時間が長い気候条件のもとで、おいしい桃やりんごが育てられている。

同町には観光農園がなく、収穫した果物のほとんどがJAや道の駅で販売されている。その一方で直接販売する贈答用の果物はごくわずかであり、消費者の方と直接関わることは少なく販路が限られている点、農業体験などのイベントを実施するも1回だけの参加になってしまっている点が課題だった。そこで、国見町や農家産との関わりが生まれる機会をつくり、長期的かつ継続的に関わることができる仕組みを考えて始まったのが「桃/りんごの木オーナー制度」である。

同町のオーナー制度は、桃やりんごの木1本を複数人でシェアするプラン。参加申し込みを行いオーナーになることで、果物を受け取るだけではなく、生育過程を知ったり農業見学や収穫体験などに参加することができる。6月には、袋掛け体験を開催。一般開放していない農園を特別に開放していただき、この時期ならではの農家産の作業である「桃に袋を掛ける作業」を体験することができる。

ピックアップ記事

関連記事一覧