仙台市、男性育休取得促進モデル企業の募集開始!専門家派遣で職場づくり支援
仙台市は、男性の育児休業取得を促進する取り組みとして、「パパ育休取得促進モデル企業サポート事業」の対象企業を募集している。実施は公益財団法人仙台こども財団(宮城県仙台市)を通じて行われる。制度設計や社内環境の整備に対して専門家を派遣し、男性が育休を取得しやすい職場づくりを後押しするのが目的だ。
同プロジェクトでは、男性従業員が育休を取得しやすい体制を整える意欲のある企業をモデル企業に選定。選定された企業には、社会保険労務士など専門知識を持つアドバイザーが派遣され、制度設計や社内周知などの具体的なサポートが提供される。また、取り組み内容は成果事例としてまとめられ、PRされる予定だ。
昨年度のモデル企業からは、「引継ぎの計画共有がスムーズになった」「社内アンケートで従業員のニーズを把握できた」「助成金申請に関する支援で担当者の負担が軽減された」など、具体的な成果が報告されており、制度活用の効果が確認されている。
募集対象は、仙台市内に本社を構え、従業員数が300人以下の企業。男性育休取得の促進に積極的な姿勢を持つことが条件となる。募集企業数はおおむね6社程度で、応募多数の場合は選定が行われる。募集期間は2025年5月19日から7月11日まで。
詳細および応募方法は、公益財団法人仙台こども財団のホームページで確認可能、問い合わせも同財団まで。
同市では今後も、家庭と仕事の両立が可能な環境づくりを企業とともに進めていく方針だ。