「STEP for SEED」で海外進出の第一歩を!ICMG×仙台市が東北スタートアップを募集

 スタートアップの海外展開を後押しする支援プログラム「STEP for SEED」が、仙台市とICMG(東京都千代田区)の連携により始動した。仙台・東北地域に拠点を置くシード期のスタートアップを対象に、東南アジア市場、とりわけシンガポールでの事業展開に向けた仮説構築からネットワーク形成、ピッチ支援までを網羅する内容となっており、現在、参加企業の募集が行われている。

「STEP for SEED」で海外進出の第一歩を!ICMG×仙台市が東北スタートアップを募集

同プログラムは、海外進出に関心はあるものの「まだ早い」と感じているスタートアップ層にこそ活用してほしい内容で、特に初めて海外市場に挑む企業を念頭に置いた設計が特徴だ。選定企業は、現地の市場動向や文化理解を深める事前研修を受けた上で、製品やサービスの適応性を検証し、事業仮説のブラッシュアップを図る。また、現地企業やベンチャーキャピタル、大学などとのマッチング機会、メンタリング、英語でのピッチトレーニングなど、具体的な実行支援も提供される。

最大のハイライトは、2025年11月に予定されているシンガポール現地でのプログラムだ。ここでは、スマートシティやヘルスケアなどの社会実装事例の視察も予定されており、参加企業は現地の生のフィードバックを得る貴重な機会を得られる。

対象は仙台・東北に拠点を持つスタートアップやチーム、個人で、法人登記の有無は問わないが、具体的な事業仮説を持ち事業化への意欲が求められる。参加費は無料で、渡航費支援として最大30万円の補助も用意されている。応募締切は2025年7月18日正午。

同取り組みを推進するICMGは、企業の財務諸表には現れない「知的資本」を可視化し、戦略策定から実行、事業共創までを一貫して支援するプロフェッショナル集団。東京、シンガポール、バンガロールなど世界各地に拠点を持ち、25年以上にわたり企業の価値創出を支えてきた。再生可能エネルギー分野でのジョイントベンチャー設立や、国連UNDPとの連携など、国内外での豊富な実績を持つ。2023年には、大企業が持つ理念やビジョンをデジタル技術とつなげ、より良い社会づくりを目指す新事業「ICMG Digital」を立ち上げた。知的資本経営を軸に、企業と社会の未来を描き続けている。

ピックアップ記事

関連記事一覧