甘くて固い福島県産の桃の一種である晩成種を味わおう! ふくしま市場にて予約販売受付中

 株式会社スペースワン(福島県郡山市)が運営する福島県産品のオンラインストア「ふくしま市場」では、県内260事業者・約850商品を取り扱い、その魅力を全国へ届けている。今夏は、夏を象徴する果物である桃の晩成種に焦点を当て、予約販売を開始した。

甘くて固い福島県産の桃の一種である晩成種を味わおう! ふくしま市場にて予約販売受付中

桃といえば、一般的には「柔らかくジューシー」という印象を持たれているが、福島県や山梨県といった主要産地では「硬い桃」が美味しいという嗜好が根強い。福島の桃は、果肉が緻密でしっかりとした歯ごたえを持ちながらも高い糖度を誇り、噛んだ瞬間に果汁があふれ出す特徴を有する。「硬い=未熟」ではなく、むしろ「硬くて甘い桃」こそが産地の人々に愛される逸品であり、今回の晩成種販売はその価値や魅力を広く伝える取り組みとして企画されたものだ。

晩成種の桃は8月下旬から10月中旬にかけて収穫され、夏の終わりから秋の始まりを彩る味覚として親しまれている。代表的な品種には「川中島白桃」「幸茜」「ゆうぞら」「さくら白桃」などがあり、硬く緻密な果肉と濃厚な甘みが特徴的だ。中にはリンゴのようなシャキッとした食感を持つものも存在し、硬さの中に上品な甘みが広がる。一般的に知られている柔らかい桃のような食感を楽しみたい場合には、常温で追熟させれば柔らかくジューシーに変化するため、二度の味わいを楽しむことができる。また日持ちが良いため、贈答品としても高い人気を誇る。

今回の販売ラインアップには、8月下旬以降に最盛期を迎える川中島白桃やゆうぞら、幸茜、かぐや、黄金桃などを集めた「季節の白桃 晩生種2kg/アグリード」。糖度12度以上の大玉で歯ごたえのあるさくら白桃を詰め合わせた「ふくしまの桃 さくら白桃 特秀3kg・5kg/JAふくしま未来」。糖度13度以上を厳選した「水蜜桃さくら白桃/斎藤果樹園」などを含めた多数の晩生種の桃が予約販売される。いずれも9月中旬頃から順次発送が予定されており、産地直送ならではの鮮度と品質を味わえる。

また、同ストアでは無料配布中の『良品本舗 vol.28(2025年夏カタログ)』にて「もも学」特集を展開。品種ごとの特徴、保存・冷やし方のコツ、硬さの地域差などがわかりやすく紹介されている。

ピックアップ記事

関連記事一覧