• HOME
  • 起業支援・イベント
  • テクノロジーで仙台を盛り上げる! 自治体×民間で生み出すビジネス事例とテクノロジーコミュニティーを語るイベントが開催

テクノロジーで仙台を盛り上げる! 自治体×民間で生み出すビジネス事例とテクノロジーコミュニティーを語るイベントが開催

テクノロジーで仙台を盛り上げる! 自治体×民間で生み出すビジネス事例とテクノロジーコミュニティーを語るイベントが開催写真
イベントには80人以上が参加。仙台にゆかりのある人が多い様子

 仙台市が主催するSENDAI X-TECH Innovation Project 2018-2019によるイベント『仙台を盛り上げる!官民連携で生み出されるビジネス事例とテクノロジーコミュニティー』が3月14日、TECH PLAY SHIBUYAにて開催された。SENDAI X- TECH Innovation Projectは、仙台市をフィールドとし、X-TECH(先端技術と様々な産業の掛け合わせ)による新事業の創出などテクノロジーの力でイノベーションを生み出し、都市の体験をアップデートすることを目指すプロジェクトだ。

 オープニングでは、本プロジェクトを牽引する仙台市経済局産業政策部産業振興課長・白岩靖史氏が仙台市の現状を語った。白石氏は、全体的に人口が減少している東北地方において、東京への転出超過もありながら仙台市のみがじわじわと人口を増やしていること、企業が多く立地しているため東京と人の行き来も盛んなことなどに言及した。

 今回のプロジェクトは仙台市がハブとなり、地元だけではなく外部にも開かれたオープンなイノベーションを起こしていくことを期待する取り組み。様々なイベントを成功させてきた白岩氏は、今後もチャレンジを恐れず、本プロジェクトを前進させていく姿勢を見せた。

仙台市×民間。各社の事例と今後のビジョンとは

 2部制で行われた本イベント、第1部のテーマは「官民連携で生まれるビジネスイノベーション事例」。登壇者は株式会社楽天野球団の江副翠氏、株式会社Showcase Gigの新田剛史氏、仙台市経済局の白岩氏。株式会社スティーブアスタリスク太田伸志氏がモデレーターを担当した。自己紹介の後、民間企業である2社が仙台市とどのようにコラボレーションを起こそうとしているのかの展望が語られた。

 江副氏によると、世の中の情報テクノロジーは刻一刻と進化しており、球団内部だけで物事を進めようと思っても追いつくことができない状態になっている。むしろ外部の情報で成長できる可能性があるため、新しいテクノロジーを使い、球団と町が一緒に盛り上がっていきたいと語る。楽天イーグルスは完全キャッシュレス化に向け動いており、ワクワクできる便利な体験を提供すべく、外部の手を借りながらアップデートを続けていくという。

 次に、飲食店の省人化を目指す株式会社Showcase Gigの新田氏が、仙台市の可能性について語った。同社が提供するモバイルオーダープラットフォーム「O:der」は2018年、仙台市に拠点を構えた。早くから創業支援をしていた福岡市等と比べ後発であり、良い意味で荒らされていない仙台市は今後変わっていける大きな可能性を秘めているという。

 仙台市は、社会問題を解決したい、短期間で成長したいなどの目的を持つ企業を前進させるべく、海外都市との連携など様々なチャレンジをしている。今後も仙台市は官民一体でイノベーションに取り組んでいく予定だ。

楽天イーグルスと仙台市の成長について話す江副氏
楽天イーグルスと仙台市の成長について話す江副氏

コミュニティーが支え育てる分野・テクノロジー

 第2部のテーマは「なぜテクノロジーコミュニティーが必要なのか?」。登壇者は楽天株式会社の半谷充生氏、株式会社メルペイのsinmetal氏と同社の上田拓也氏。モデレーターはTably株式会社の及川卓也氏が務めた。ここでは、技術者目線でのコミュニティーの必要性や仙台市の魅力などが語られた。

 テクノロジー分野は変化が早く、常に新しい情報がアップデートされている。sinmetal氏によると「1度の人生で技術者がチャレンジできることは限られており、1人ではチャンスロスに繋がりかねない。しかし、他の技術者・会社の知見や経験を共有できる場があれば、効率はかなり改善される」という。半谷氏は「仙台市は都市の規模感、技術者の熱量、東京との距離など技術者が育つ条件が全面的に揃っている」と語り、sinmetal氏も「むしろコミュニティーがレッドオーシャン化している東京より、少人数で突き進みやすく、自治体からの支援も得られる仙台市は技術者にとって魅力的な地域」と半谷氏に同調。仙台市のポテンシャルに期待を寄せた。

 今後の展望について、よりコミュニティーの精度を良くするためにオンラインのやり取りを強化したいという話が出たのが印象的であった。勉強会などを開催する際、遠方から講師を呼びにくい、会場を確保しにくいという問題がある。しかし会場のオンライン状況が改善されることでチャンスを拡充できるのだという。

 東京・渋谷で行われたこのイベント。参加者の多くは、仙台市に縁のある人たちだった。技術者、ビジネス関係者、Uターン希望者など参加者層は様々であったが、参加者からは震災を乗り越え新時代に進み行く仙台市への大きな期待が感じられた。

【仙台を盛り上げる!官民連携で生み出されるビジネス事例とテクノロジーコミュニティー – SENDAI X-TECH Innovation Project 2018-2019 -】イベント概要

■開催日
2019年3月14日(木)
■主催
仙台市
■登壇者(敬称略)
〈オープニング〉
仙台市経済局 白岩 靖史
〈セッション①「官民連携で生まれるビジネスイノベーション事例」
・登壇者
株式会社楽天野球団 江副 翠
株式会社Showcase Gig 新田 剛史
仙台市経済局 白岩 靖史
・モデレーター
株式会社スティーブアスタリスク 太田 伸志
〈セッション②「なぜテクノロジーコミュニティーが必要なのか?」〉
・登壇者
楽天株式会社 ECカンパニー 半谷 充生
株式会社メルペイ sinmetal
株式会社メルペイ 上田 拓也
・モデレーター
Tably株式会社 及川 卓也

ピックアップ記事

関連記事一覧