ヘラルボニーと傘ブランドWpc.とのコラボ展示「サンサンサンーCapturing Moments」 開催アート傘と彩りあふれる原画が共演
福祉を起点に新文化を創り出すクリエイティブカンパニー「ヘラルボニー」(岩手県盛岡市)は、傘ブランド「Wpc.」(大阪府大阪市)とのコラボレーション展示「サンサンサン – Capturing Moments」を岩手と東京の2拠点にて開催する。コラボレーション傘の発売を記念し、6名のアーティストによる原画作品の展示・販売に加え、傘の販売も行われる。
同展は、2025年6月1日から7月11日まで岩手県盛岡市の「HERALBONY ISAI PARK」で、続いて6月25日から7月21日まで東京都中央区銀座の「HERALBONY LABORATORY GINZA GALLERY」で開催される。展示では、コラボ傘のモチーフにもなった原画を中心に、感性豊かな6名のアーティストによる多彩な作品を紹介。来場者はそれぞれの視点が映し出す「心晴れやかな瞬間」に触れることができる。
参加アーティストは重厚なタッチと色彩の重なりが印象的な画風を持つ国保幸宏、日々の感情を瑞々しい水彩で表現するSATO、植物を題材にした温もりある構成力が特徴の福井将宏らが名を連ねる。彼らの作品は、見る者の想像力を刺激しながら、穏やかで鮮やかな世界へと誘う。なお、展示作品は会期中に一部入れ替えも行われる予定。
また、会場では両社が共同開発したアート傘シリーズも販売。長傘や折りたたみ傘、遮光日傘など計17種がラインアップされており、アートと実用性を兼ね備えたデザインが日常に彩りを添える。代表作には「アサガオ」「かえでのチョキチョキ」「りんごのブーケ」など、原画の魅力をそのまま傘に投影した商品が並ぶ。
会期中にはアーティストによるワークショップやトークイベントも予定されており、詳細はヘラルボニーの公式WebサイトやSNSにて順次発表される見込み。
同展は、アートを通じて多様な表現や価値観に触れる場を創出する取り組みの一環。プロダクトとしての傘と、創作の背景にあるストーリーが共鳴し合いながら、来場者に新たな気づきと感動をもたらすことが期待されている。