東北大学が米国ETSと日本初となる英語教育に関する連携覚書を締結!令和2年度よりTOEFLのコンテンツを英語教育の中心に据えた新カリキュラムを開始
国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、以下「東北大学」)は、昨年令和元年7月25日に米国非営利法人Educational Testing Service(米国ニュージャージー州、以下ETS)と、大学法人としては日本で初となる英語教育と研究に関する覚書に調印をし、令和2年度よりTOEFLのコンテンツを英語教育の中心に据えた新カリキュラムを開始する。
本連携は、両者が高等教育機関として、21世紀の新たな教育のあり方に共通認識を持っていたことが背景にある。TOEFL®アセスメントファミリーをはじめとした世界基準で実績のあるETSのアセスメントプログラムを用いて、東北大学および日本の英語教育と学習・研究の質的向上と発展を図ることが目的だ。
今後は、教育と学習に焦点を当てた大学での英語教育の質的向上、入学後の学習進捗のモニタリング、大学英語教育の多様なニーズに応えるための評価手段の利活用等さまざまな面で協働していく意向を示している。
東北大学では本覚書に基づき、令和2年度より全学教育として、ETSが開発およびサービス提供しているTOEFL®テストのコンテンツを学士課程2年次までの英語教育の中心に置く。1907年の建学以来、これまでも多くのリーダー的人材を輩出してきたが、新しいカリキュラムと教育方針に沿った英語教育を実施することで、今後のグローバル社会において中心的な役割を果たす人材の育成につなげることが狙いだ。
また今後両者は、TOEFL®テスト日本事務局である一般社団法人CIEE国際教育交換協議会(東京都渋谷区)とも協働、スムーズな連携を進めていくともしている。