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Spiber株式会社、豊島株式会社を割当先とする資金調達の実施とサステナブル素材開発での共同研究契約を発表

 Spiber 株式会社(山形県鶴岡市)は 5 月 11 日、繊維商社の豊島株式会社(愛知県名古屋市)を割当先とする第 3 者割当増資を行うとともに、紡績糸ならびにテキスタイル開発に関する共同研究契約を締結したことを発表した。

 今回の契約により、構造タンパク質繊維の研究開発において、両社が持つ知識とリソースを相互に活用できる体制を構築。今後、ファッション分野だけでなく幅広いライフスタイル分野において、構造タンパク質繊維の用途と普及の拡大を進めていくという。

 Spiber 株式会社は 2007 年に設立されたベンチャー企業。同社は創業者である関山和秀氏と菅原潤一氏が慶応義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)で行った、クモ糸人工合成の研究成果を活用して生まれた構造タンパク質繊維「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン)」の開発を通じて、サステナブル社会実現に向けた地球規模の課題解決に取り組んでいる。同繊維は石油に頼らない植物資源から生産でき、化学繊維と同様の加工特性を持つことから、近年サステナブル素材の採用が盛んなファッション業界を中心に注目を集めていた。

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