東北企業のエンスペースとリストプロパティーズ、地域ビジネスコミュニティの連携を目的に業務提携
エンスペース株式会社(宮城県仙台市)が運営するenspaceと、リストプロパティーズ株式会社(神奈川県横浜市)が運営するG Innovation Hub Yokohamaは、2020年5月12日付けで仙台市と横浜市の地域ビジネスコミュニティの連携を目的として業務提携を行った。
両社は、ともにシェアスペース・コワーキングスペースを運営し、これまで起業家支援などの地域ビジネス創出、地域企業同士の連携サポートや官民連携パートナー提携等をそれぞれ独自に行ってきた実績がある。今回の業務提携により、地域間イノベーション創出を生み出すためのビジネスエコシステムの形成及び、入居者が地域を超えて活動できる体制を構築することで、地域コミュニティの活性化をサポートしていく考えだ。
提携の背景としては、昨今の急速なデジタル化とグローバル化により、イノベーション創出をひとつの地域におけるビジネスエコシステムのみで考え行動していくことに限界がきていることが挙げられる。また、COVID-19の影響を含めた全国および全世界の急激なオンライン化によって働き方に変化が現れてきているが、同時にオフラインでの「人と人の繋がり」にも焦点が当てられている。そのため両社は、今後は改めてリアルで人と人とが繋がる場を運営している事業者同士の連携が必要とされる時代になると考え、本業務提携に至ったとしている。