【岩手】田野畑山地酪農×福田パン 牛乳クリームサンドがパッケージ商品化!県内スーパーをメインに大好評!

 田野畑山地酪農牛乳株式会社(岩手県下閉伊郡、以下同社)と有限会社福田パン(岩手県盛岡市、以下福田パン)のコラボ商品である牛乳クリームサンドがパッケージ商品化され、県内スーパーでの販売をメインに大好評だ。

 同商品は、福田パン直営店舗で2020年7月に発売された牛乳クリームサンドをパッケージ化したもの。通常のミルククリームサンドよりも牛乳の使用割合が高く、ミルク感がたっぷり味わえるとあって好評を得ていた。

 商品はアークスグループ、イオングループなどの主要スーパーのほか、沿岸を含めた県内各地のスーパーで販売。現在販売店舗数は70店舗ほどまで広がり、県外にもスポットで出荷している。県内のビッグハウスのある店舗では、毎日平均して60個程度を仕入れているが、即日完売するほどの売れ行き。福田パンによると、連日牛乳クリームサンドの製造工場をフル稼動させているが、あまりの反応に嬉しい悲鳴を上げているという。直営店では税込169円で販売されており、パッケージ商品もこちらの価格を元に各所で販売されている。

 今回のパッケージ商品化は、福田パン側の、同社の美味しい牛乳から作った牛乳クリームサンドを、より多くの人に食べてほしいという思いから始まった。田野畑山地酪農を運営する吉塚一家を描いたドキュメンタリー映画『山懐に抱かれて』の上映後に実現化に向けて検討を始めたところ、クリームメーカーから他県の牛乳クリームを使用した商品化について提案もあったが、岩手にも美味しい牛乳があるということで依頼したところ製造を快諾されたという経緯がある。パッケージは、爽やかな緑と青を基調としたデザインで、山地酪農の豊かな自然を表現。福田パンのパッケージはこれまでシンプルなものが多かったため、新たなチャレンジのひとつとなった。
 
 牛乳クリームの原材料となっている同社の牛乳は、通常の平地で行われる放牧酪農とは異なり、自然な状態の「山地」を利用して育てられる牛から搾乳される。年間を通して50種類以上もの自然本来の野草を食べたり、湧き水を飲んだりして育つため、添加物の入った輸入穀物に頼ることがないということが大きなポイント。リラックスした環境で過ごす牛からは、放牧酪農の場合の約3分の1程度しか乳量が得られないが、一方で10年以上も乳牛として活躍できるという特徴もある。山地酪農は、人間はもちろんのこと、牛にも優しい農法なのだ。

 また、同社の牛乳は、活性酸素のはたらきを抑えるカロテンやビタミンE、抗ガン活性があるとされる共役リノール酸も多く含まれるなど、栄養価が高いことも魅力だ。生乳のほかヨーグルトやチーズなどの乳製品も、ECサイトを通して全国から購入されており、着実にリピーターを増やしている。

 牛乳クリームサンドのスーパー等での販売は、今後もしばらく継続の予定。また、毎年高島屋の東京各店舗と、イオン板橋店において物産展に出荷しており、次回より出店登録予定だ。福田パンは、「その他の田野畑山地酪農の乳製品にも興味があるので、機会があれば商品づくりについても検討してみたい」と意欲を示している。

■牛乳クリームサンド問い合わせについて
矢幅工場 019-697-8400
盛岡店 019-622-5896
みたけ店 019-658-8809

★牛乳クリームサンドに使用された田野畑山地酪農牛乳は、以下サイトから購入可能★
<田野畑山地酪農牛乳 製品販売サイト>
https://yamachi.official.ec/

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