ウェブレッジが文部科学省の“GIGAスクール構想”実現に向けて「GIGAスクール検証パッケージ」を提供開始!郡山市の廃校をリアルな学校型の実証実験施設として使用
マーケティング支援事業および品質向上支援事業を手がける株式会社ウェブレッジ(福島県郡山市)は、2月10日より、GIGAスクール構想に則した教育コンテンツ開発向けのシステム検証サービス「GIGAスクール検証パッケージ」の提供を開始した。
文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」は、2023年度までに、義務教育を受ける児童生徒に1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境を整備する計画。GIGAスクール構想下の教育現場においては、教育ICTサービスや機器などが問題なく動くこと、学校内のネットワークで快適に通信が行えることが重要となる。そこで同社では、GIGAスクール構想に対応した実際の教室環境を自社保有の学校テストフィールド内に構築し、リアルな学校型の実証実験環境でサービスの検証を実施する「GIGAスクール検証パッケージ」の提供を開始した。教育関連サービスや機器を提供するEdTech企業やメーカー企業が、サービスをリリースする前に、実際の教室を想定した環境下での動作確認や使いやすさの評価等を行うことができる。学校テストフィールドは、廃校となった旧郡山市立大田小学校を活用した。視察も可能で、これまでも文教関係者、メディアなど多数の視察実績があり、年間100団体の視察を見込んでいるという。
今後はGIGAスクール対応端末を随時追加するほか、機器同士の連携を想定したIoT機器、教育アプリやコンテンツの導入など、設備の拡充をニーズに合わせて積極的に行っていく。小学生や中学生、教職員らを学校テストフィールドへ招いてユーザー調査を行い、サービス改善に役立つ情報を提供していく。また、オンライン授業を想定した環境づくり、STEAM教育やVRを使った教育に適した教室など、既存の教室環境にとらわれない「未来の教室」の構築も進め、学校教育の発展に寄与したいとしている。