福島県会津美里町が、県内初の電子契約サービス「クラウドサイン」を導入
弁護士ドットコム株式会社(東京都港区)が、福島県会津美里町が契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を導入したことを発表した。クラウドサインは自治体における電子契約サービス導入数N0.1※の電子契約サービスで、今後も全国の電子契約化を推進していく予定だ。
※国内主要電子契約サービス提供5社がHP等で公表する、導入自治体数を比較。2023年7月1日時点調べ。
会津美里町は、2021年3月に「会津美里町地域情報化推進計画」を策定。以降、各種情報システムの導入等により行政情報化と地域情報化の計画的な推進を図り、ICTの利活用による行政サービスの向上に取り組んでいた。その一環として、2023年9月(予定)からクラウドサインを活用した電子契約サービスの運用をスタート。福島県では初の、電子契約サービス導入自治体となる。
クラウドサインを導入する目的は、書類や対面で行ってきた契約業務全般をデジタル化し、業務の最適化とDX施策の加速が実現すること。書類による対面業務をなくすことで、住民や自治体職員の利便性活用はもちろん、建設・土木事業者の活用において契約業務の効率化やコスト削減も見込まれている。
会津美里町の担当者は、導入により「契約事務が大幅に簡素化できるほか、ペーパーレス化の推進にも寄与できること、さらには、事業者等におきましても事務負担及びコストが削減できることから、失敗しないDXとして、電子契約の取り組みを進めてまいります」とコメントしている。
東北地方では、青森県庁や秋田県庁などもクラウドサインの導入・運用をしている。弁護士ドットコム株式会社は、今後も行政機関の広い導入に向けて、契約業務のDX推進を支援していくとしている。