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福島県発!捨てられてしまうトマトの葉から植木鉢を。Makuake(マクアケ)にて応援購入サービスを開始

 トレ食株式会社(福島県南相馬市)は、廃棄されてしまう野菜や未利用の植物などから植物性の製品を作ることに成功。Makuake(マクアケ)応援購入サービスにて掲載を開始した。

福島県発!捨てられてしまうトマトの葉から植木鉢を。Makuake(マクアケ)にて応援購入サービスを開始

世界で生産されたプラスチックは83億tを超え、63億tがごみとして捨てられている。石油から作られるプラスチックは、製造過程で二酸化炭素を大量に発生させることから、地球温暖化の原因の一つとして問題となっている。

同社はこのような背景から、食物繊維であるセルロースを抽出しプラスチック樹脂にセルロースを51%以上混ぜ込んだ植物性の製品を開発。トマトの葉のセルロースから植木鉢、竹の端材のセルロースからカトラリーとコップを完成させた。これによりプラスチックの使用量を半分以下に減らすことができる。

近年、SDGsの取り組みにより、植物性製品も多く見られるようになってきたが、製造コストが高く高価なものが多いため実用的ではなかった。同社のセルロース技術は、連続式処理試作機により、セルロースをラボレベルでの分解抽出条件をそのままにコストを抑え、製品を多く作ることが可能だ。

また、独自の分解技術を活かして、セルロース以外に分解された成分についても、動物や魚の飼料、肥料、バイオエタノールなどにも活用できるよう研究に取り組んでいる。将来的には捨てられてしまう食材などから別の食品を作り、食料として利用することも期待される。

地球環境や未来のために、世界中で使われているプラスチック製品を植物由来のセルロース製品に変えていくという目標を掲げる同社。プラスチックの代替品や、脱炭素社会への貢献などの取り組みを南相馬市から発信し活動することで、福島県の復興や地域の活性化を応援していく。

▪️Makuake応援購入サービス概要
・期間:2023年12月27日(水)14:00〜2024年3月24日(日)18:00
・リターン内容:トマトの葉の植木鉢、竹の端材のカトラリーセットとコップ
・応援金使用目的:研究開発、製品開発など
・詳細URL(応援はこちらから):
https://www.makuake.com/project/toresyoku/

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