雨風太陽とADDressが連携│地方自治体に向けた関係人口創出・拡大の取り組みを開始

株式会社雨風太陽(岩手県花巻市)は、国内外で多拠点生活ができるコミュニティプラットフォーム「ADDress」を運営する株式会社アドレス(東京都千代田区)と連携し、地方自治体に向けた関係人口創出・拡大を目指す取り組みを開始すると発表した。

雨風太陽とADDressが連携│地方自治体に向けた関係人口創出・拡大の取り組みを開始

両社の地域ネットワークを組み合わせることで、訪れた人が一定期間地域に滞在しながら生産者の案内のもと地域の自然や文化に触れるコンテンツを開発・提供し、地域資源に新たな価値を付与する狙い。地域と継続的に関わるきっかけを提供し、地方の持続可能性向上を目指す。

「都市と地方をかきまぜる」をミッションに掲げる同社は、人口減少に伴う働き手の減少や都市圏への人口流出により、地域の魅力ある自然・歴史・文化が失われることを懸念。その地域と多様にかかわる「関係人口」の創出をインパクトとして捉え、2050年までに2000万人の関係人口の創出を目指している。この動きを一層加速させるため、「ADDress」と連携し地方自治体に向けた空き家等の遊休資産の利活用を推進する。

今回の連携では、同プラットフォームが提供する“イエ”(多拠点生活ができる転賃貸物件)と、同社の持つ“ヒト”(全国8300人以上のポケットマルシェ登録生産者)を組み合わせて、一定期間地域に滞在しながら生産者の案内のもとで自然や文化に触れるコンテンツを提供する。

また、滞在後も同プラットフォームを活用して地域を複数回再訪したり、現地で知り合った生産者の食材をポケットマルシェで購入したりすることで、その地域や人と継続的に関わる関係人口の創出を促す。

同社の高橋博之代表取締役は「都市と農山漁村がシームレス化することで、もっと自己実現しやすい地域で生活ができるようになりながら、地域の持続可能性も高めていく。空き家などを舞台に多拠点コミュニティサービスを展開する株式会社アドレスと、関係人口カンパニー雨風太陽の協働を通じて、都市と地方をかきまぜるスピードを上げていきたい」とコメントしている。

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