東日本大震災復興支援プロジェクト!被災した子どもたちへ向けて特別純米生酒「一ノ蔵」の売り上げを寄付

 株式会社一ノ蔵(宮城県大崎市)は、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するため、特別純米原酒「3.11未来へつなぐバトン」を発売する。この取り組みは、震災で受けた支援への感謝を形にし、未来を担う子どもたちに希望を届けることを目的としている。

東日本大震災復興支援プロジェクト!被災した子どもたちへ向けて特別純米生酒「一ノ蔵」の売り上げを寄付

同社がある大崎市では、2011年3月11日に発生した東日本大震災で震度6強、4月7日の最大余震では震度6弱と未曾有の大震災に遭遇した。震災直後は酒造りの見通しも立たない状況下であったが、県内外から多くの支援によって早期に酒造りを再開することができた。

その恩返しとして、2011年12月に「未来へつなぐバトン 醸造発酵で子どもたちを救おうプロジェクト」を立ち上げ、翌年より特別純米原酒「3.11未来へつなぐバトン」の売上全額を「ハタチ基金」へ寄付している。この活動には、震災によって失われた未来を取り戻し、子どもたちが夢を持ち続けるための支援という想いが込められていると同時に、自然の恵みを未来につなぐ意味も含まれており、この酒を楽しむことで、誰でも復興支援に参加することができる。

ハタチ基金は、震災発生時に0歳だった子どもが20歳になるまで継続的に支援を行う基金であり、この商品の収益もその活動資金として役立てられており、同プロジェクト名には、地域に恩返しをしたいという思いをバトンに見立てて、日本の将来を担う子どもたちへのバトンを渡し、次の世代へつないで欲しいという願いが込められている。

同製品で使用される米は、宮城県産の酒造好適米「蔵の華」を100%使用。同社の蔵杜門脇豊彦が米の特性を最大限に引き出し、米の旨味が引き出された特別純米原酒として仕上げている。果実を思わせる軽やかな香りが特徴で、アルコール度数は17度、日本酒度は-2〜±0、精米歩合は60%に設定されている。容量は1.8L(3,300円・税込)と720ml(1,650円・税込)の2種類で販売される。

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