若い世代のアイデアを活かせる!仙台市のまちづくり事業案を募集中

 仙台市は、若者の視点でのまちづくりへ向け、令和7年度の「ユースチャレンジ!コラボプロジェクト(若者版・市民協働事業提案制度)」を募集開始した。この制度は令和3年度から実施されており、18歳以上40歳未満の若者から地域の課題解決や魅力向上に関する事業提案を募集し、市と協働で実施されるものだ。

若い世代のアイデアを活かせる!仙台市のまちづくり事業案を募集中

本年度の募集は、具体的なテーマを含め幅広い視点からのアイデアが求められる。なお、申請には事前相談を必須としており、提出書類などを用いて提案内容の具体化や申請手続きについてのサポートを受ける必要がある。

同制度は、採択された事業に対して市が事業実施に向けたアドバイスや運営支援を行うことで、まちづくりや市民活動に関するノウハウを学べる事、若者たちが主体的にまちづくりに参加できることが、まちづくり推進にも発展することを目的としている。

令和7年度は、令和7年4月18日までに市民協働推進課へ事前相談することと、同月25日までに提案書類を指定箇所へ郵送または持参し提出することで応募可能だ。応募条件は、市内に活動拠点を持つまたは市内を活動地域としていること、3名以上の構成員で組織されていること、構成員が18歳以上40歳未満の者など。

提案できる事業は、テーマは自由であるが、「健康」「結婚」「仙台市の魅力」「震災の記憶継承」など、仙台市が抱えている社会課題解決や魅力向上を目指し、公益性や社会貢献性のあるものなどが挙げられる。

採択に向けた審査は、提案者によるプレゼンテーションと提出書類の内容をもとに行われる。審査基準は、若者自身の課題意識と当事者意識、仙台市のニーズに即した取り組み、独創性や持続可能性、行政、市民との連携が生まれる仕組みになっている、具体的で実現性がある、経費は事業内容に見合った妥当な見積もりである、など複数の要素が重視される。

採択された事業は、令和7年5月以降に開始され、仙台市と協定を結んだ上で実施される。1事業あたり最大30万円まで交付され、事業終了後には実施報告を提出する必要がある。また、事業終了後も継続的な取り組みとして発展させていくことが推奨されており、将来的な地域の活性化につながることが期待されている。

ピックアップ記事

関連記事一覧