福島県産のいちごと会話で特徴を学べるゲームが登場!「いきなりストロベリー」リリース開始
福島県は2025年3月12日、県産オリジナルいちごの魅力を楽しく学べる恋愛シミュレーションゲーム「いきなりストロベリー」をリリースした。同作は、プレイヤーが福島県に引っ越してきたことをきっかけに、突然いちごの声が聞こえるようになるという設定と選択肢を選びながらストーリーを進めていく内容だ。
ゲームの登場キャラクターは、福島県が開発したオリジナル品種のいちご「ゆうやけベリー」「ふくはる香」「ふくあや香」の3種。それぞれ個性豊かな性格が設定されており、プレイヤーはいちごとの交流を深めながら、品種の特徴を学べるシナリオだ。ブラウザ上でプレイ可能で、スマートフォンやPCから楽しめる。ゲームを通じて若年層にも広くアピールすることが目標だ。
ゲームのあらすじは、福島県へ引っ越してきた主人公(プレイヤー)は、ある日突然、いちごの声が聞こえるようになる。プレイヤーは3人のいちごたちと交流しながら個性や特性を学び、最終的にハッピーエンドを目指す甘くて酸っぱい「アオハル」ならぬ「アカハル」物語というものだ。
登場キャラクター(品種)の紹介文として、ゆうやけベリーは、明るく元気いっぱいな性格で傷つきやすい一面も持つ。3L規格以上の大粒で、鮮やかな橙がかった赤色と酸味が少なく、濃厚な甘さが特徴。開発に10年を要し2022年にデビュー。
ふくはる香は、しっかり者で優等生タイプ。甘みと酸味のバランスが良く、親しみやすい味わい。長円錐型の美しい果実の形を持ち、贈答用としても人気が高い。3品種の中で最も早くデビュー。
ふくあや香は、爽やかな味わいが魅力の妹キャラ。姉の「ふくはる香」と間違われることを嫌っており、個性を大切にしている。果実は鮮やかな紅色で、円錐形の美しいフォルムが特徴。
プレイヤーは自分の名前を入力し、ストーリーを進めながら出題される2択のクイズに答えていく。クイズは品種ごとの特徴に関するもので、いちごたちの個性をしっかりと学ぶことが攻略の鍵となる。
開発背景には、10年もの歳月をかけて開発され、全国から集まった1万7,000点以上の応募から名称が選ばれたゆうやけベリーなど、福島県の魅力を多くの人に伝えたいという願いが、同作の企画につながった。