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日本のりんごを世界へ!株式会社日本農業と株式会社ファーマインドが青森県に合弁会社「ジャパンアップル株式会社」を設立!

 株式会社日本農業(東京都品川区)は 7 月 1 日、株式会社ファーマインド(東京都千代田区、以下「ファーマインド」)と共同でりんご生産事業を担う合弁会社「ジャパンアップル株式会社」(青森県青森市、以下「ジャパンアップル」)を、2020 年 5 月に設立したことを発表した。同社はジャパンアップルを通じたりんご生産事業への参入により、国産青果物の商品群拡充と安定供給の実現とともに、国内農業の国際競争力強化に繋げたいとしている。

 今回の合弁会社設立の背景には、日本の農産業に山積している課題を少しでも解決し、「儲かる農業」へ産業構造の転換を図るという強い想いがある。日本の農産物は限られた土地で創意工夫を凝らして作られているため、品質面では世界でも抜きん出た存在だが、コスト優位性がある海外産品目の流入による競争激化や日本国内の人口減少に伴う中長期的な需要減少、そして日本の優良品種に目を付けた海外の業者によるブランド流出などの複合的な要因により、産業全体で収益性が損なわれているのが現状であるという。

 今後、同社は今回のパートナーシップを皮切りに政府が掲げる農林水産物・食品の輸出額 1 兆円達成の牽引役として、パートナーシップの対象を他品目・他地域に拡大し、日本の農産業を共に盛り上げていく志を持つ企業との協業をさらに推し進めていきたいとしている。

 同社は今後、高密植わい化栽培(※)方式によるりんご生産事業をジャパンアップルで展開し、生産開始から 5 年で生産面積を 100ha に拡大、10 年で生産量を最大 6 千トンに拡大することを目標に設定。収穫したりんごは、同社ならびにファーマインドの販売チャネルを通じて国内外に販売していくとしている。

(※)高密植わい化栽培
通常よりもコンパクトな小型樹に育つ専用の苗を密植し、早期多収、均質生産、作業の省力化を見込める栽培方法。

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