在庫管理業務のDX推進に関する実態アンケートを実施、現場と経営層それぞれのリアルな声が明らかに。
株式会社ZAICO(山形県米沢市)は、在庫管理のDXを推進する企業に対し「在庫管理業務のDXに関する実態調査」を実施し、このほど結果が公表された。
アンケートは、現場層とされる在庫管理担当者115名と、経営層109名の合計224名を対象に実施した。DX化以前の在庫管理の課題や、取り組みといった両者共通の質問の他、現場層にはDX化で得られた効果や働き方の変化、経営層には投資対効果なども尋ねた。
まとめられた調査結果によると、在庫管理のDX化実施後は、現場層の73.1%が残業時間を削減するなど、ワークライフバランスや働きがいの向上を実感したという。
経営層は、7割が人材不足に効果ありとし、6割以上がDXへの投資以上の効果を実感したとされる。
一方、従業員のDXの習熟に時間がかかるという課題も浮かび上がり、「新たなシステムや運用フローをいかに現場に定着させられるかが、DXを推進する上での大きなポイントになる」としている。