障害者雇用が抱える課題を解決!2社が連携し、メンタルヘルスケアソリューションのサービスを提供開始

 医学博士・精神科専門医が運営するオンラインカウンセリングサービスを提供する株式会社マイシェルパ(東京都港区)は2025年6月、さまざまな就労支援事業を行う株式会社manaby(宮城県仙台市)と連携し、障害者雇用におけるメンタルヘルスケアソリューションのサービスを開始すると発表した。

障害者雇用が抱える課題を解決!2社が連携し、メンタルヘルスケアソリューションのサービスを提供開始

同サービスは、障害者雇用における課題に対し、メンタルヘルスの可視化とカウンセリングによるサポートを組み合わせたもの。両社が提供しているサービスを掛け合わせることで、障害者雇用の社員と人事担当者へのヘルスケアを提供し、企業の課題解決に貢献していく。

障害者雇用の社員は、人間関係への不安やキャリアパスが不明などの悩みを抱えがちだ。一方で企業側も、障害者雇用に関する知識やノウハウ不足をはじめ、受け入れ体制が十分に整っていないといった多くの課題を持っている。
厚生労働省が企業に義務付ける障害者の法定雇用率が、2026年7月に2.7%へ引き上げられるなか、障害者雇用の定着率向上はより重要な企業の課題だ。働き方の多様性に伴って、1人ひとりに合わせた適切なメンタルサポートも求められている。

Manabyが提供しているサービス「マナエル」は、心理学の専門家監修によるストレスチェックサービス。心理学に基づく17の質問を実施し、ストレス負荷を検知した場合は通知されるなど、回答内容に応じて適切な対処法をフィードバックしていく。毎回行っていけば、都度の結果が可視化されていき、心理状態の推移を客観的に確認できる仕組みだ。

今回提供されるサービスでは、「マナエル」とマイシェルパのオンラインカウンセリングサービスを組み合わせ、障害者雇用の社員に対して、月1回のストレスチェックアンケートを実施。メンタルヘルス状態を可視化し、必要に応じて専門家によるカウンセリングを受けられるサービスを行う。

合わせて、アンケートやカウンセリングの結果をレポートにまとめて提出。人事担当者に対しても、専門コーチによる面談も実施していくという。社員に対してのその後のスムーズなフォローにつなげられ、日頃の悩みを担当者に相談しやすくなるなど、働きやすい環境づくりの構築を目的としている。

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