ヘラルボニーが岩手県一関市の京屋染物店とコラボ!ブランド初の浴衣を7月11日より発売
「異彩を、放て。」をミッションに掲げる株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市)は、大正7年創業の株式会社京屋染物店(岩手県一関市)と連携。ブランド初となる手染めの浴衣を製作し、2025年7月11日より販売を開始する。
同取り組みは、岩手県内に拠点を置く両社が、福祉と伝統を掛け合わせることで新たな文化の創造を目指すもの。ヘラルボニーが契約する障害のある作家が描いたアートと、京屋染物店が長年にわたり受け継いできた伝統的な染色技術を融合させた。
浴衣のデザインには、2人の作家のアート作品を起用。ひとつは、文字を独自の紋様として表現するmarina氏(東京都)の作品「marina-moji003」。もうひとつは、福井将宏氏(アートスペースからふる在籍)が描いた、鮮やかな色彩が印象的な作品「ホタルブクロ」だ。
製造は、京屋染物店の職人が担う。伝統技法である「手捺染(てなっせん)」を用いて、一反ずつ手作業で染め上げていく。この技法により、染料のにじみや重なりといった手仕事ならではの豊かな表情が生まれ、アートの魅力を一層引き立てる。
生地には肌触りが良く吸水性に優れた綿100%の素材を採用。縫製もこの道40年以上のベテラン職人が担当し、アートの美しさを最大限に活かすため、緻密な柄合わせを行いながら丁寧に仕立てられている。
商品はメンズM(身丈約143cm、袖丈約50cm、裄丈約74cm)、レディースM(身丈約163cm、袖丈約52cm、裄丈約68cm)で、価格は88,000円(税込)。ヘラルボニーの公式オンラインストアのほか、直営店HERALBONY ISAI PARK(岩手県盛岡市)、HERALBONY LABORATORY GINZA(東京都中央区)で取り扱う予定だ。