災害時の栄養不足に新たな備え 気仙沼から「防災玄米プロテイン」が登場
宮城県気仙沼市のライフスタイルブランド「KESENNUMA GOOD GOODS(ケセンヌマ グッド グッズ)」が、7月10日(金)に「防災玄米プロテイン(塩あずき味)」を発売した。

内容量は300gで、希望小売価格は税込4,320円。賞味期限が3年を超える長期保存設計で、災害への備えとしてストックできるプロテインだ。Amazonと公式オンラインショップで購入できるほか、気仙沼市のふるさと納税返礼品にも採用されている。
開発の背景には、災害時の避難所が抱える栄養の課題がある。避難所で配られる食事はパンやおにぎりなど糖質に偏りがちで、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすいとされる。特に食物アレルギーを持つ人や高齢者は食べられるものが限られ、栄養が偏りやすくなる。国内では全人口の1〜2%が食物アレルギーを持っているとされ、同社はこうした人たちの災害時の栄養確保を目的に本商品を企画した。警視庁の備蓄情報でも、プロテインが紹介されているという。
商品は玄米由来のプロテインで、卵・乳・小麦・大豆・落花生などの主要アレルゲンを使用していないのが最大の特徴だ。家族にアレルギーを持つ人がいても、同じ備蓄品を共有できる。栄養面では、たんぱく質に加えてカルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄などのミネラル、ビタミンA・B群・C・D・Eを含む11種のビタミンを配合。災害時に不足しがちな栄養素をこれ一つで幅広く補える設計になっている。甘味料には植物由来のステビアを使い、味は日本人になじみのある塩あずき味に仕上げた。
飲み方は、大さじ1杯(粉末約25g)を約200mlの水や豆乳、牛乳に混ぜるだけと手軽で、災害時だけでなく日常の栄養補給にも使える。普段から使いながら減った分を買い足していく「ローリングストック」に取り入れれば、いざというときに賞味期限切れで使えないという事態も防げる。なお、製造はすべて気仙沼市内で行う。
同社は、気仙沼出身の尾形竜之介氏と佐藤光彦氏が共同代表を務め、「気仙沼から、世界の日常へ。」をコンセプトに掲げるブランドだ。からだと心にやさしい栄養設計と安心できる素材を重視した商品づくりを進めている。

