「まず現場で使える形を」Uravationが岩手特化のAI実務メディア「iwate AI」を公開

 東京・文京区を拠点とする株式会社Uravationは、岩手県の事業者を対象としたAI活用支援を本格化させ、実務特化型メディア「iwate AI」を公開した。

「まず現場で使える形を」Uravationが岩手特化のAI実務メディア「iwate AI」を公開

代表取締役の佐藤傑氏は岩手県出身で、地方のAI情報格差に課題を感じてきた一人だ。昨今、生成AIを活用した業務改善は全国的な広がりを見せているが、実践的な情報やノウハウは依然として都市部に集中しがちで、岩手をはじめとする地方の中小企業・自治体・教育機関が現場で使える形で情報を得るのは容易ではない。専門家へのアクセスも限られており、何から始めればいいか分からないという状況に置かれている事業者は多く、情報格差が地域全体のAI導入遅れにつながっている。こうした課題を踏まえ、同社が培ってきたAI研修・支援のノウハウを地元・岩手へ還元するかたちで実務特化メディア「iwate AI」を立ち上げた。

「iwate AI」は3つの支援柱で構成される。1つ目は実務メディア本体で、開設当初から30本以上の記事を公開。単なるツール紹介にとどまらず「現場で回る形まで扱う」を編集方針に掲げ、日報・議事録へのAI活用法、安全な利用ルールや社内研修の設計方法、補助金情報など、実務に直結するテーマを幅広く取り上げる。製造・建設・観光・自治体・教育・農業など、岩手の主要業種に対応した業種別事例も充実させており、自社の業種に近い事例を見つけやすい構成になっている。

2つ目はAI導入相談窓口で、導入を検討する事業者の個別相談に対応する。

3つ目は無料のオンライン学習コミュニティ「Iwate.AI」で、県内の事業者同士が活用事例を共有・交流できる場を設ける。この3つの柱を通じ、情報収集から相談・仲間づくりまで一貫した支援体制を整える。

Uravationは2022年12月設立で、生成AI研修やAI開発実装支援、AIコンサルティングを主な事業とする。佐藤氏はまず故郷の岩手から始めたいとの思いで本メディアを立ち上げており、「派手な立ち上げではなく、現場で本当に使える形を、地域に着実に広げていきます」と語った。

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