さかなクンの願いから生まれた「サメのスナック」気仙沼の漁業を応援

 1948年設立の菓子メーカー「おやつカンパニー」(三重県津市)が、宮城県気仙沼市のサメの身を使ったスナック菓子「素材市場サメのスナック(から揚げ味)」を発売する。7月6日(月)から東北エリアのコンビニエンスストアで先行販売し、7月27日(月)からは全国のスーパーマーケットなどに販売を拡大する。内容量は61gで、価格は税込152円前後のオープン価格。

さかなクンの願いから生まれた「サメのスナック」気仙沼の漁業を応援

気仙沼市は日本一のサメの水揚げ高を誇る港町だ。江戸時代からサメにまつわる文化が続き、フカヒレだけでなく、ヒレ以外の身も魚肉練り製品などに活用されてきた。サメの身は淡白で上質、さまざまな料理に使えるポテンシャルを持つ。しかし全国的な認知度の低さから適正な価格での販売が難しく、漁業者の高齢化や後継者不足といった課題も抱えている。

今回の商品は、知名度が低く流通量の少ない「低流通魚」の魅力を商品化して発信し、持続可能な漁業を支援するプロジェクト「モッタイナイおさかな活用計画」の第2弾として開発された。プロジェクトのアンバサダーを務める「さかなクン」から「サメを手軽に美味しく食べられるおやつにしてほしい」という要望を受けて開発がスタートし、1年以上の期間を経て商品化にこぎつけたという。開発には気仙沼の水産加工会社「ムラタ」が協力している。

商品はサメの身を生地に練り込んでおり、サメの旨みを存分に味わえる仕上がりだ。スナック菓子らしい軽快な食感で、おやつを食べながらカルシウムも摂取できる。商品名にある「素材市場」は、65年以上にわたるスナック菓子製造のノウハウを活かし、魚介が持つ栄養素をおやつ感覚で手軽に摂れるスナック菓子として展開しているシリーズだ。

おやつカンパニーは商品の発売を通じて、サメの知名度と価値の向上による気仙沼漁業の活性化を目指す。6月3日には気仙沼市役所の菅原茂市長を表敬訪問したほか、7月には市内の小学校で出張授業を行う予定だ。商品の販売にとどまらず地域との関わりを深めながら、気仙沼の漁業を応援する取り組みとして注目される。

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