西会津中学校がAI×アダプティブラーニング「すらら」導入により、自宅×学校のハイブリッド学習を推進!
株式会社すららネット(東京都千代田区)が提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」が、福島県西会津町で導入されることが発表された。2020年6月度より、西会津町立西会津中学校の全生徒91名が「すらら」で学習している。
「すらら」は、先生役のアニメキャラクターと一緒に小学校~高校までの5教科の学習ができるeラーニング教材。レクチャー・ドリル・テスト機能により、個人の習熟度に応じて理解・定着・活用のサイクルを繰り返すことができる。初めて学習する分野でもひとりで進めることができるため、小中高・学習塾をはじめ、放課後デイサービス等においても活用が広がっている。
西会津町は「ICTの町」として町内全世帯が加入するケーブルテレビの光回線を活用したインターネット事業を進めており、「学びの保障」支援策としてインターネット未接続の家庭にも無償で接続環境を提供している。「すらら」導入の目的は、学校と自宅の「ハイブリッド型の学習」を推進すること。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校期間のID無償提供を経て、全生徒の「すらら」導入に至った。
新型コロナウイルス感染拡大による休校時、西会津中学校でも多くの自宅学習課題を生徒に課した。そこで明らかになったのが、先生から具体的な学習の指示やサポートが無いとひとりで学習を進めることが難しい生徒がいる、という状況。学校再開により授業もスタートしたが、休校中の様子から、自立学習の習慣を付けることが子どもたちの将来に必要であるという認識に至った。「すらら」は理解に応じて難易度を調整したり、過去に学習した単元に遡れたり、という特徴を持っている。また、先生は生徒の学習状況がひとめで分かる管理画面を活用し、生徒の自宅学習サポートにあたることができる。学校では、集まっているからこそ行えるディスカッションや学び合いの機会を増やす方向。今後、自宅学習とのハイブリッド型学習を推進することが期待される。