福島県の鉄道林間伐材を活用した「天然由来素材100％の生分解性タンブラー」が東北MONOで限定販売

　JR東日本スタートアップ株式会社（東京都港区）は、株式会社事業革新パートナーズ（神奈川県川崎市、以下「事業革新パートナーズ」）と、福島県の鉄道林間伐材から抽出したヘミセルロースを使用し天然由来素材100％の生分解性バイオプラスチックタンブラーを開発。新ブランド「東北MONO」の商品として限定販売することを発表した。

　本商品開発のきっかけは、同社が親会社のJR東日本とともに進めてきた「JR東日本スタートアッププログラム」。ベンチャー企業や様々なアイディアを持つ方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくというプログラムで、2020年は「鉄道林間伐材等を活用したバイオプラスチック製品事業化への挑戦」が提案採択された。その実証実験として、事業革新パートナーズが、樹木に約20％含まれる未利用成分「ヘミセルロース」を原料としたバイオプラスチック「HEMIX」の製造技術をもとに、未利用資源である鉄道林の間伐材を有効活用したプラスチック代替製品の製造に取り組んだことで、実現化に至った。

　また、JR東日本グループが連携して立ち上げたブランドである「東北MONO」は、東日本大震災から10年目の2021年4月より実施となる「東北デスティネーションキャンペーン」を契機により一層東北地域の復興を加速することを目的としており、本商品の販売も復興の一助となることが期待される。

■商品および販売概要
商品名： バイオプラスチックタンブラー
　　　　「RAILROAD TREE TUMBLER 『東北MONOバージョン』」
販売方法：【WEB】「JREMALL 『トライ・ワン』」
https://www.jreastmall.com/shop/g/gS013-21g001/
【店舗】仙台駅『東北めぐり　いろといろ』
販売時期：【WEB】2021年3月17日（水）～
　　　　　【店舗】2021年3月22日（月）～
販売価格：550円（税込）
　　　　　　*「トライ・ワン」では4個セット（税込・送料無料）2,200円のみ販売
販売個数：限定500個、なくなり次第終了