魚屋が作ったスパイスカレー缶「SpiSea Blue」第二弾 福島産未利用魚を使った「赤えいの西インド風ビンダルーカレー」発売!
株式会社おのざき(福島県いわき市)は、2025年2月21日より「SpiSea Blue(スパイシーブルー)」シリーズの第二弾として「赤えいの西インド風ビンダルーカレー」を発売した。本商品は、一般社団法人東の食の会(東京都品川区)の企画・パッケージデザインのサポートを受け、地域の未利用魚を活用した新しい取り組みの一環として誕生したものである。
親潮と黒潮が交わる豊かな漁場を持つ福島県いわき市では、脂が乗った常磐ものが獲れる地として高く評価されてきた。だが現状では、地球温暖化や気候変動等の影響による水産資源の枯渇による漁獲量の減少や魚の旬の変動、魚の生息海域北上といった課題に直面している。
創業100年の老舗魚屋「おのざき」は、2011年の東日本大震災による甚大な被害と自然の脅威、そして自然界の回復力を目の当たりにした。この経験を元に使命としていわき市の水産資源を守り、食文化を継続していくための取り組みとして、世の人々と「美味しい」を通じて社会問題への関心を持ってもらうこと、手を取り合ってライフスタイルを見直すきっかけ作りを提供することを目指している。
そのきっかけ作りとして、福島の未利用魚を使用したスパイスカレー缶シリーズ「SpiSea Blue」の第二弾として「赤えいの西インド風ビンダルーカレー」を発売した。西インド料理のビンダルーカレーをベースにしたスパイスカレーで、ジューシーな赤えい、トマトと酢による酸味、じっくり煮込んだたまねぎや魚の旨味が凝縮されている。隠し味のはちみつが全体に深みを加え、独自配合のスパイスによるピリッとした辛さが後を引く。赤えいは、かつて「かすべ」として煮付けなどに使われており、カレーにすると角煮のような食感が楽しめる。
原材料には福島県産の赤えいや国産たまねぎ、トマトピューレを使用し、スパイスにはカルダモンやシナモンを加えることで風味を引き立てた。手軽に本格的な味わいを楽しめる。
パッケージデザインはインドのホーリー祭からインスパイアされ、カラフルで目を引く仕上がりとなっている。内容量180g、希望小売価格780円(税抜)。