【世界初】長期間利用後も新品同様によみがえる!東和(株)が熱水で溶ける糸で縫製した羽毛布団「AMELTIS®Duvet」を発売

 東和株式会社(福島県本宮市)は、ホテル・旅館などの法人を対象に、世界初の特殊な縫い糸を用いて縫製した羽毛布団「AMELTIS®Duvet」を発売した。

【世界初】長期間利用後も新品同様によみがえる!東和(株)が熱水で溶ける糸で縫製した羽毛布団「AMELTIS®Duvet」を発売

「AMELTIS®Duvet」には、東和株式会社が10年以上かけて開発した、熱水で溶ける溶解糸「AMELTIS®」を使用。内側の羽毛パックは120℃の溶解糸で、外側の側生地は95℃の溶ける溶解糸で縫製している。

そのため、ホテル・旅館などで一定期間利用された後に回収し、95℃の熱水に30分間浸すと、羽毛パックと側生地に分離することが可能。羽毛パックを乾燥後、新しい側生地を95℃の溶解糸で縫製すれば、新品同様に再生することができる。分離した側生地も再資源化が可能だ。

長年利用されて再利用が難しくなった同商品は、120℃の熱水に浸すことで、羽毛パックまで分解。除塵・選別により利用可能な羽毛を取り出してリサイクルできる。

羽毛は、世界的な需要供給バランスの変化や動物愛護の観点から年々希少性が高まっている。羽毛の寿命は百年ともいわれているが、多くの羽毛布団は古くなるとゴミとして捨てられ、燃やされているのが現状だという。同商品は、貴重な資源である羽毛のライフサイクルを延ばすために開発された。

同商品は、羽毛の種類と充填量、側生地の種類、サイズなどを選べるパターンオーダー方式での生産で、リースまたは購入が可能。現在は、ホテル・旅館などの法人向けの販売に限定されているが、将来的には一般販売も検討しているという。

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