東北地方のDX人材育成と地域社会の発展を目指して 東北電力・東北大学経済学研究科・東北大学ナレッジキャストが産学連携協定を締結
東北電力株式会社(宮城県仙台市、以下東北電力)、国立大学法人東北大学大学院経済学研究科・経済学部(宮城県仙台市、以下東北大学経済学研究科)、および東北大学ナレッジキャスト株式会社(宮城県仙台市、以下東北大学ナレッジキャスト)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応する高度人材の育成を目的とした産学連携協定を2025年9月4日(木)に締結したことを発表した。
同協定は、東北電力が持つエネルギー分野におけるデジタル実装フィールドと知見、東北大学経済学研究科が蓄積するデータサイエンス・行動経済学・地域政策の知見、そして東北大学ナレッジキャストが持つ産学共創や人材育成のノウハウを統合するものとなる。三者は協力してDX人材育成の教育環境を整備し、現場での実践経験を積んだ人材を地域に定着させることで、東北地域をはじめとする社会課題の解決と持続的発展に寄与することを目指している。
同協定において、東北地域のDX推進を担う即戦力人材を育てるための教育体制を構築し、育成した人材が地域共創を担う姿を描いている。実践的・専門的なDXスキルと課題解決能力を兼ね備えた人材を育成することにより、東北地域の魅力をさらに高め、新たな価値の創出を促すことが狙いである。
2025年度の具体的な取り組みを3つ挙げており、第一に、東北電力の業務データを活用したデータ分析や実践的な課題解決を行うインターンシップを実施し、大学生や大学院生に現場でのキャリア形成を支援。第二に、東北大学が有する教育プログラムを東北電力社員向けに展開し、東北電力内でのDX人材育成を推進。第三に、産学間の人材交流を推進し、共創プロジェクトの立案・実行を通じて、研究とビジネスを掛け合わせた新しい地域価値を創出するとしている。
同取り組みを通じて、東北大学経済学研究科が持つ理論的知見と東北電力が持つビジネスフィールドを結びつけること。その組み合わせによる地域課題の解決や新規ビジネスの創出に貢献する。その活動から新たに地域社会の価値創出や持続的な発展へ繋げることを目指している。