2月9日(土)第2回東北大学ビジネスプランコンテスト、優勝は法学部4年生の平塚さん「発達障害支援施設に特化した業務効率化SaaS」に注目集まる

第2回東北大学ビジネスプランコンテスト開催
東北を全国最大の起業都市へ、東北大学で学生起業支援!
東北大学とEARTH on EDGEが主催する第2回東北大学ビジネスプランコンテストが2月9日、東北大学青葉山キャンパス(工学部サイエンスキャンパスホール)で開催された。予選を勝ち抜いた10組の東北大生が審査員にプレゼンを行い、優勝者は今後の起業に向けて、多くの支援をスポンサー企業から勝ち取ることができる。東北発のスタートアップベンチャーを創ることを目的として昨年から開催され、今回は2回目の試み。28のプランから予選通過した10組が、本選でのプレゼンに挑戦
今回のコンテストは2018年12月17日~2019年1月15日の間にエントリーを募り、1月26日にファイナリスト10組を発表。東北地域のベンチャーキャピタルMAKOTOグループがメンターとしてアドバイスを行い、2月9日の決勝に臨んだ。当日は発表者がプレゼンで審査員に対してビジネスプランと熱意を伝え、各審査員が質問やフィードバックを行う。自身の研究内容から発案したアイディアや社会課題に対してのビジネスプランが多く、個性豊かな学生たちの熱の入ったプレゼンにより多いに盛り上がりを見せた。 ファイナリスト一覧学部学年 | 氏名 | チーム名 | プラン概要 |
農学部1年 | 計良 衛 | 「PUNON」 | 語呂合わせデータベース「PUNON」 ~楽しく覚えて暗記時間短縮~ |
農学部3年 | 浅井深志 | 「BECAUSE I」 | 楽曲にまつわる実体験を共有するファンコミュニティープラットホーム |
工学部3年 | 石井晴揮 | 「BASHO」 | 学生に特化したクラウドソーシングサービス「BASHO」 |
法学部2年 | 袁 一文 | 「パンドラパック」 | SNSによる中国人留学生向けの総合情報支援サービス |
法学部4年 | 平塚智博 | 「Connect」 | 発達障害児の支援所に特化した業務効率化SaaS |
医学部4年 | 杉山将太 | 「IBURI」 | 妊婦限定のフィットネスジム |
医学部2年 | 北村 萌 | 「LOVe Me」 | 性の悩みを解決するアプリケーションサービス「LOVe Me」 |
経済学部3年 | 高橋佑熙 | 「株式会社prezy」 | 社長と肉を食べられる学生向けサービス |
工学部4年 | 山内啓大朗 | 「KiKeba」 | 環境音リアルタイム配信サービス |
経済学部2年 | 吉川 諒 | 「Kick-Awake」 | コーヒーの味に特化した検索プラットフォームアプリ「Coffee Kompass」 |
第2回、優勝は法学部4年の平塚 智弘さん
今回のコンテストで最も高い評価を受けたのは、「発達障害児の支援所に特化した業務効率化SaaS」を提案した法学部4年の平塚智弘さん。近年、大人の発達障害が注目を集めるなど、発達障害者への理解が進んで支援所の数も増えているが、今度は支援所での人手不足が社会問題化しており、業務効率化が必要不可欠な状況となっている。そこに注目した平塚さんは、大学を休学してビジネスプランを練り上げ、今回のコンテストでは、「発達障害児への支援に必要な専門性コストをテクノロジーで下げ、子供の可能性を最大化する」という想いをぶつけて優勝に輝いた。その他、学生に特化したクラウドソーシングサービスについて提案した工学部3年の石井晴揮さんや、SNSによる中国人留学生向けの総合情報支援サービスを提案した法学部2年袁一文さんも複数社からスポンサー賞を受賞するなど、高い評価を受けた。■スポンサー賞結果
・MAKOTO賞:袁一文さん(法学部2年)、チーム名「パンドラパック」 ・Salesforce賞:平塚智博さん(法学部4年)、チーム名「Connect」 ・山内啓大朗さん(工学部4年)、チーム名「kikeba」 ・NEDO賞:平塚智博さん(法学部4年)、チーム名「Connect」 ・七十七銀行賞:石井晴揮さん(工学部3年)、チーム名「BASHO」 ・楽天賞:袁一文さん(法学部2年)、チーム名「パンドラパック」 ・THVP賞:平塚智博さん(法学部4年)、チーム名「Connect」 ・テクノアーチ賞:石井晴揮さん(工学部3年)、チーム名「BASHO」 ・NewsPicks賞:ファイナリスト全員 ・丸山運送賞:吉川諒さん(経済学部2年)、チーム名「Kick-Awake」
優勝した法学部4年生の平塚智博さん