ZIGが3社から1.3億円の資金を調達 Vtuberのファンコミュニティ「MeChu」の機能拡充などに投資

 Vtuberのプロダクション事業やファンコミュニティサービスなどを展開する株式会社ZIG(福島県郡山市)は21日、gumi ventures、MAKOTOキャピタル、朝日メディアラボベンチャーズから1.3億円の資金調達を実施したと発表した。

 今回の資金調達により、同社が運営するVtuberのファンコミュニティサービス「MeChu(みーちゅー)」の機能拡充やスマホアプリ化、オリジナルコンテンツの制作、マーケティングを積極的に推し進めるほか、同社のVtuberだけでなく、すべてのVtuberのファンコミュニティプラットフォームとして企業/個人のVtuberの参加を進めていくとしている。

ZIGが3社から1.3億円の資金を調達 Vtuberのファンコミュニティ「MeChu」の機能拡充などに投資へ 写真

 MeChuはファンが応援したいVtuberにサブスクリプションで月額課金を行い支援するサービス。支援者は課金することで、クローズドなチャットルームでVtuberとコミュニケーションをとることができるほか、コミュニティ内において週に1回行われる抽選で様々な特典を受けられる。

 4月にリリースしたベータ版では、既に有料ユーザー数が400人を突破。今後はMeChu限定で公開されるオリジナル動画やチャットルームで使える限定スタンプ、オリジナルコンテンツを無料ダウンロードできる機能を実装する予定だ。

ZIGが3社から1.3億円の資金を調達 Vtuberのファンコミュニティ「MeChu」の機能拡充などに投資へ 写真

 同社の発表によると、Vtuberはホットトレンドとなっているが、アクティブ率が低く、半数以上のVtuberが活動を続けていない状況がある。MeChuを使ったファンからの継続的な支援により、Vtuberは安定的な活動ができるという。

 同社は「リアルとバーチャルを融合し、新世界を創造する」をビジョンに掲げ、MeChuのほか「Vtuber100体プロジェクト」を展開している。

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