秋田県における洋上風力発電の実施に向け、コンソーシアムを計画
住友商事株式会社(東京都千代田区)、株式会社ウェンティ・ジャパン(秋田県秋田市)、株式会社加藤建設(秋田県男鹿市)、国際石油開発帝石株式会社(東京都港区 以下「INPEX」)、石油資源開発株式会社(東京都千代田区 以下「JAPEX」)、成田建設株式会社(秋田県能代市)、東京電力リニューアブルパワー株式会社(東京都千代田区 以下「東電RP」)、JR東日本エネルギー開発株式会社(東京都港区 以下「JED」)により秋田県能代市、三種町および男鹿市沖(以下「本海域」)における洋上風力発電事業の実施に向けて、コンソーシアムが組成された。
2030年に電源構成の22~24パーセントを再生可能エネルギーで賄うという政府のエネルギー基本計画の目標により、導入ポテンシャルが高い洋上風力発電の検討・計画が実施。国が公募で選定するエリアは、風況が良好で水深も比較的浅く自然条件に恵まれていることから、本海域が指定される予定だ。
今後は本コンソーシアムが事業主体となり、各社の知見やノウハウを生かして事業化に向けた検討を加速する。国内外の風力発電所の開発・運営実績をもつ住友商事、地元の秋田県で風力発電事業を営むJEDやウェンティ・加藤建設および成田建設、これまでの発電所の計画・建設・運転・保守の一貫した技術力を持つ東電RP、秋田県内で古くから地元に根差した石油・ガス事業を営むINPEXおよびJAPEXが協力し、準備をする。
本コンソーシアムは、本海域における長期的、安定的かつ効率的な発電事業の実現に努め、クリーンでサステナブルな脱炭素社会の実現と地域社会の成長に貢献していくとしている。