情報共有の円滑化 と「ビデオ通話」活用による固定費削減を目的に、宮城県のひまわり在宅サポートグループが「LINE WORKS」を導入!
宮城県内で訪問看護を中心に訪問介護や居宅介護支援などの事業を手がける、医療法人社団健育会 ひまわり在宅サポートグループ(宮城県石巻市。以下、ひまわり在宅サポートグループ)がビジネス版「LINE WORKS」を導入した。
ひまわり在宅サポートグループは宮城県東部を中心に9つの事業所があり、利用者は約1,500名にのぼる。これまで、訪問看護の現場では、担当職員が一人で利用者の自宅を数カ所回りながら、複数の看護師やリハビリを行う専門スタッフと紙の受け渡しや電話での情報共有を行なっていたため、依頼から対応までに時間がかかっていた。また、退院する患者に在宅介護を導入する際、介護を担当するケアマネージャーと病院職員は双方とも多忙で連絡がつきづらく、退院調整が遅れてしまうことも課題となっていた。
LINE WORKS導入により、職員間の円滑な情報共有が可能になり、必要な対応を迅速に行える環境が実現。業務連絡の内容が可視化されたことで、情報伝達時のコミュニケーションエラーが大幅に減少したという。また「外部トーク連携」を活用することで、宮城県内にある石巻健育会病院の職員と、同グループのケアマネージャーや看護師との間で円滑な情報共有も実現。特に、看護小規模多機能型居宅介護事業所「ナースインホームひまわり」では、利用者の受け入れ可否に関する判断を迅速に下せるようになったことで施設の稼働率が大幅に向上し、経常利益は前年比で約900万円伸長した。
さらに、遠方の事業所を「ビデオ通話」機能で繋ぎ、オンライン会議を実施。全事業所に導入していた既存のテレビ会議システムと比べ、毎月の利用料10万円を削減できたという。ほかにも「掲示板」機能を使って新入職員の情報を周知するなど、様々に活用されている。今後、ひまわり在宅サポートグループでは、各機能の活用の幅を拡げ、地域全体と繋がるための情報共有基盤としてLINE WORKSを運用していく予定だ。
※LINE WORKSとは
チャットやスタンプはもちろん、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、仕事で活用できる充実したグループウェア機能を揃えた「ビジネス版LINE」。利用者の多いコミュニケーションアプリ「LINE」のような使いやすさが人気を集めている。