福島県磐梯町に、日本初の役職が誕生!民間人材がCDO補佐官&地域プロジェクトマネージャーに就任
株式会社Public dots & Company(東京都渋谷区)は2021年4月8日(木)、自治体DX事業部ジェネラルマネージャー・前田聰一郎氏が福島県磐梯町デジタル変革戦略室のCDO(最高デジタル責任者)補佐官に就任したことを発表した。また併せて、同事業部の渡部久美子氏が同町地域プロジェクトマネージャーに就任したことも発表。これらの役職が行政組織に設置されるのは、日本初となる。
福島県磐梯町では、「子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり」を総合計画のミッションとして掲げ、これまで住民の利便性や価値創出に繋がるDX(デジタルトランスフォーメーション。デジタル技術による業務・ビジネスの変革のこと)および、地域おこし協力隊によるまちづくりのアイデアソンを進めてきた。Public dots & Companyでは、2019年より取締役・菅原直敏氏がCDOとして同町のDX化に取り組み、議会のオンライン化などを実現。
今回CDO補佐官として任命された前田氏は、Public dots & Companyで自治体DX事業部のジェネラルマネージャーを務めており、菅原氏とともにディレクションを行っていた。これまでは、本職であるクリエイティブディレクターの知見を活かし、コミュニケーションや方向性をデザインで見える化。プロジェクト関係者が一枚岩で目的達成できるよう、サポートをしてきた。また、地域プロジェクトマネージャーに就任した渡部氏も同事業部のメンバーであり、デジタル人材育成やBPR(業務改革)分野に詳しいという。
民間人材が行政組織に入り込み、官と民の垣根を超えて地域ビジョン達成に向けプロジェクトを進めることは、多くの自治体にとって運営のロールモデルとなる。Public dots & Companyは、今後も「公共を再定義する」という理念の下、官民共創プロジェクトを推進するとしている。